b00k.jp ~積み上げ式読書ノート~
公開日:
最終更新日:2018/09/09

思考のレベルを上げたいなら、日々考えたことを記録しよう!

私たちは、日々色々なことを考えています。
取るに足らないことから、人生で重要な問題まで。
その思考の回数は1日に5~10万回とも言われています。

このように人間はものすごい量のことを考えているのですが、果たしてその内容を覚えているでしょうか?
考えてみてください。
あなたは昨日考えたことを何から何まで全部覚えていますか?

恐らくほとんど覚えていないでしょう。
そもそも、たとえ昨日の事であっても何万個も何についてどう考えたかなんて覚えておけるわけがないのです。
昨日のことでさえ、これなのですから、1週間、1ケ月、1年前の事なんて何も覚えていないでしょう。

実は、この「考えたことを覚えていないこと」と「思考のレベルが上がっていかないこと」は密接な関係があるのです。
いったいどういうことなのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。

思考、考え

考えたことを覚えておかないと思考力はレベルアップしない!

考えたことを忘れてしまうというのは、とてももったいないことです。
なぜなら、考えた時間が無駄になってしまうからです。
「ものすごいアイディアを思いついた」
「長年の疑問に自分なりの答えが出た」
何万、何十万と思考をしていれば、そういう大事なことも起こるでしょう。

しかし、その内容を覚えていなければ意味がないのです。
「寝る前に何か素晴らしいアイディアを思いついたけれど、朝起きたら忘れてしまった…」
そんな経験があなたにもあるのではないでしょうか?

こんなことを繰り返していると、いいアイディアはすぐ忘れてしまうし、すでに結論がでたことについて繰り返し考えるので、思考力はレベルアップしません。
つまり、時間の無駄なのです。

考えたことを覚えておくために、記録をつけよう

こうならないためには、考えたことを覚えておく必要があります。
しかし、物理的に何万、何十万の思考を覚えておくことなど不可能です。
では、どうすればいいのか?

そのために有効なのが、考えたことを書き留めておくことです。
当たり前の話ですが、書き留めておけば、後で見返すことができます。
だから、忘れてしまっても、考えたこと、考えた時間が無駄にならないのです。
身近なもので言えば、日記などがそうでしょう。
ブログもおすすめです。

また、書くことで思考が整理されています。
人間の思考は、かなり曖昧なものです。
なんとなくそう思うとか、そんな気がするとか、ぼんやりしていて根拠が薄いものが多いです。

しかし、そういったものも書き出すことによって、根拠が明確になったりします。
書き出すことによって、客観的に見ることが可能になります。
それによって、論理的なつながりが見えてくるのです。

たとえば、何かを人に説明するための文章を書くときなどを考えてみてください。
自分では完璧に理解していると思っていても、いざ文章にして書き出してみると、論理的なつながりが破綻していたり、細部まで理解できていなかったりしていることがわかります。
このように、文章に書き出すことで、自分の考えがより明確に、より強固なものになっていくのです。

つまり、紙に書くことでぼんやりとしたものが確信に変わっていくわけですね。
ぼんやりとしたものでは役に立ちませんが、確信めいたものなら、今後の行動にいかせるわけです。
その考えに自分なりの根拠が伴うわけですからね。

思考力アップの方法 – まとめ

自分の思考を書き出すことで、
・思考が蓄積されていく。その結果、思考がレベルアップしていく。
・ぼんやりとしたものが明確な根拠を持った確信に変わる。
というメリットがあります。
最初はめんどくさいでしょう。
しかし、毎日少しずつでもいいから思考を記録することで、自分の考えはどんどんレベルアップしていくのです。
まずは、ふと思いついたものをスマホにメモするなどから始めてみてはどうでしょうか?
手軽にできることから始めるのが、ものごとを続けるためのコツです。

カテゴリー: 思考法
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