b00k.jp ~積み上げ式読書ノート~
公開日:
最終更新日:2016/06/19

最期を受け入れることで生きる意味が見えてくる。死とは何か?

何かをするためには、締め切りが必要です。
締め切りがなければ、「そのうちできればいいや」という風にダラダラと非効率にやってしまいます。
そして、それは人生にも同じことが言えるのではないでしょうか?

死を意識する

死とは人生の締め切り

人生には何かしらやり遂げるべきことがあります。
そう考えた時に、その締め切りはいったい何でしょうか?
そう、それは「死」です。
死んでしまったら、私たちは何もすることができません。
やりたいことがあったら、それは死ぬまでにやり遂げないといけないのです。

締め切りは大事です。
仕事でも、勉強でもなんでもそうです。
締め切りがあるから、わたしたちは頑張ることができるのです。
もし、締め切りが無かったら、わたしたちはいつまでたっても行動を起こさないでしょう。
いつまでたっても本気でものごとに取り組まないでしょう。

人生も同じこと。
人生にも死という締め切りがなければ、何も為すことはできないでしょう。
もし、死がなければ「いつかできればいいや」と考えて、いつまでたってもまじめに取り組まないはずです。

死は自分の生の意味を浮き彫りにする

また、人間は死を意識することで、自分の生に意味を見出すことができます。

たとえば、今にも死んでしまいそうな瞬間を想像してみてください。
その時、わたしたちは、「何としても生きたい、生き延びたい!」と思うでしょう。
そして、その状況から脱した時、「生きていてよかった」と自分の生に喜びと実感を持てます。

ですが、普通に不自由なく生きていたら、そんなことは感じないはずです。
普段の生活で「生きていてよかった」と思えることはないでしょう。
それは、自分が生きていることが当たり前のことだからです。

人は、当たり前のものには価値を感じないのです。
それが失われる可能性のあるものだと、実感をもって理解した時に、はじめてその価値を理解できるのです。
病気になって、はじめて健康のありがたみに気づくのと似ていますね。

つまり、わたしたちは死があることで、生に価値を見出すことができるのです。

死があることで、生きる意味が見えてくる

ここまでで、死には2つの意味があることがわかりました。
1つめは、人生の締め切りを提示していること。
もう1つは、自分の生の価値を浮き彫りにしてくれること。

これらの意識は人生で何かを成し遂げるために重要な考え方です。
締め切りがなければ、いつまでたっても本気になれないです。
自分の生に価値を見出せなければ、人生をたいせつに生きていこうとは思えないです。

死を意識することで、わたしたちは価値のある人生を送ることができるのです。

では、なぜ全力で生きることができないのか?

死があることで、わたしたちはよりよく生きていく事が可能なようです。
ですが、ほんとうにそうと言えるでしょうか?
今、自分は全力で生きていると胸をはって言えるでしょうか?
ほとんどの方は、ここで自信をもってイエスとは言えないはずです。

では、それはなぜなのでしょうか?
死という人生の締め切りがあるということを知りながら、どうしてわたしたちは今を全力で生きることができないのでしょうか?

それは、死を意識できていないからです。
死という人生のリミットがあることを知識としては、頭で理解しているのです。
しかし、それが実感を伴っていない。
どこか他人事で、自分とは関係ないところにあるものだと思ってしまっているんですね。
だから、今を全力で生きることができないのです。

死、自分の最期を意識するとは?

人生を全力で生き、価値あるものにするためには、死を意識する必要がありそうです。
死が自分にも関係あることで、身近にあるものだと理解することが必要です。
しかし、そうは言ってもなかなか死を意識するのは難しいです。

そもそも死というのがどういうものかわかりません。
たとえ、身近な人がなくなったとしても、それは自分のことではありません。
人が死ぬということは理解できても、実際に自分が死ぬということがどういうことか理解することは難しいでしょう。

では、臨死体験をしてみればいいのでしょうか?
これも違うような気がします。
それに、そんな体験はしようと思ってできるものではありません。

死を意識するというのは、死そのものを理解することではない気がします。
それが自分にも起こりうることだと理解すること。
死が自分の身近にあり、無関係なものではないということを理解することが必要です。
では、どうすれば、そのように死と向き合うことができるのでしょうか?

最期を受け入れ、理解する方法

死を自分の身近なものと理解する方法。
それは、自分の人生の道筋を描くことです。
つまり、自分の人生のスケジュールを作成するのです。
「何歳までに何をして、何歳に死ぬ…」といった具合に。

この時大事なのが、終わりを意識することです。
自分の死から人生のスケジュールを逆算していくイメージです。
そうすることで、「自分が死ぬまでにはあとこれくらいしかないのか」ということが実感をもって理解することができます。

さらに、人生を分割してみることで、この効果はより大きくなります。
自分の人生を小説の章に分割していくような感じです。
「30歳までにこれをして、40歳までにこれをして…」といった具合に。
自分には30代の人生、40代の人生…という風に、短い期間の複数の人生があると考えてもいいです。

長すぎると、人は時間を正確に把握できません。
死ぬまであと40年と言われると、「結構あるな」と思ってしまいます。
しかし、小分割することで、「この目標までにはあと5年しかないぞ!」と危機感を抱くことができます。
自分の人生の長さは変わっていないのにも関わらずです。

自分の人生のゴールを定めること。
そこに至るまでの道のりに、道標を置くこと。
その道標に到達するまでの締め切りを設けること。
そうすることで、人生の締め切りとしての死を意識することができます。

当然、これをしたからといって、急に全力で生きることができるわけではありません。
所詮これをしたところで、完全に死を意識することなどできません。
それは、どんな手段をとってもそうでしょう。

しかし、何もしないよりは、絶対に効果があるでしょう。
少なくとも、何の目的もなく、ただ生まれてきたから生きているという状態を脱することは可能です。
そのような生き方からは何も生み出すことはできません。
限りある自分の生を意識するために、まずは自分が最終的にどこに行きたいのかを考えてみてはどうでしょうか?

今回のまとめ

・死は人生の締め切りであり、生の価値を浮き彫りにする。
・死を意識することで、今を全力生きることができる。
・そのためには、自分の人生の最終目的地を考える。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

広告

カテゴリー: 生き方
タグ   : , ,

あなたはなぜ生きるのか?


「生きる」を考える

「なぜ自分は生きているのか?」
そのように思うことはないでしょうか。

ただ生まれてきて、生まれてきたからなんとなく生きている。
そのような生き方をしていると、生きていることに意味を感じません。
そして、それは「なぜ生きているのか」という、言いようのない不安感に変わります。

こうした不安感を払拭するためには、「なぜ生きるのか」ということに対し、真剣に向き合う必要があります。
自分は何を望んでいるのか。
何を大切にしていきたいのか。
社会や他人からいいように思われたいだけなのではないか。

こうした様々なことに思いを巡らせることで、はじめて自分の人生に確信を持てます。
「自分はこう生きればいいのだ」という確信です。
本書が、そのきっかけとなれば幸いです。



オススメ記事


PAGE TOP ↑