没頭する方法。成功への近道は集中すること!!
あなたがなかなか成果を出せないのは、没頭していないからです。
何かに打ち込んでいても、どこか集中しきれていない。
頭の中で何か違うことを考えている。
そのように没頭できていないから、成果が出ないのです。
もし今のまま没頭できなければ、どれだけ頑張っても成果は出ないでしょう。
そして、本当に物事に没頭しているライバルたちとどんどん差をつけられてしまいます。
そうならないためには、没頭する方法を学ぶことが必要です。
物事に没頭することができれば、成果も出るでしょう。
今回は、「没頭する方法」についてみていきます。
没頭するのはどんな時か?
そもそも、没頭するのはどんな時でしょうか?
すぐに思いつくのが、自分の好きなことをしている時です。
そういう時は、時間を忘れるくらいにそれにのめり込みます。
そして、その時間は非常に充実し、大きな成果をもたらしてくれます。
このように、楽しいことは没頭という状態を生み出しやすいようです。
しかし、没頭しているときに、果たして楽しいと感じるでしょうか?
恐らくそのようなことは意識には昇らないでしょう。
もし、ほんとうに没頭していたら、そういったことを考える暇もないはずです。
では、逆に楽しくないことで没頭できるかを考えてみましょう。
たとえば、生きるのに必死な状態を考えてみます。
危険な野生動物に追いかけられているとか、火事の現場から逃げ出すとか、命の危険があるような状態です。
このとき、わたしたちは生き延びるということ以外は、考えられないでしょう。
それ以外のことを考えている余裕なんてないはずです。
つまり、生き延びることに没頭しているということです。
以上のことから考えれば、ものごとに没頭するのに、楽しいとか、つまらないとかいった感情は不要なのです。
では、没頭するためには何が必要なのでしょうか?
没頭とは何か?
没頭するのに、楽しいとかつまらないということは関係ないことがわかりました。
では、没頭するためにはどうしたらいいのでしょうか?
そのために、没頭するということについて少し考えてみましょう。
没頭というのはどんな状態のことでしょうか?
「余計なことを考えず、目の前の事のみに専心すること」ではないでしょうか?
自分が没頭している時のことを思い出してみてください。
その時には、余計な思考は浮かばなかったはずです。
楽しいとか、つまらないとか、この後どうしようとか、あの時ああすればよかったとか…
そのような余計なことを考えず、目の前の事だけに意識が向いていたはずです。
であれば、没頭するためには、余計な思考を生み出さないことが重要と言えそうです。
余計なことを考えないためには
では、どうすれば余計なことを考えないで済むのでしょうか?
これは、難しい問題です。
私たちの心は、放っておけばあちこちに思考を巡らせてしまいます。
そして、その思考に自分の意識が振り回されてしまうのです。
どうにかして、この心をてなずけてやる必要があるのです。
そもそも、どうして心は頼んでもないのに、いろいろなことに思いを巡らせるのでしょうか?
もしかしたら、それは他に考えるべき大事なことがあるからなのかもしれません。
心に浮かんでくることは、少なからず関心があることです。
ほんとうにどうでもいい、興味関心のないことは心に浮かばないはずです。
浮かんだとしても、すぐに消えてしまい、意識を乱すことはないでしょう。
不要なことと思っているのは、わたしたちだけで、心はそれが重要だと考えているのかもしれません。
だとしたら、まずはそのことに折り合いをつけてやることが大事です。
たとえば、何かに取り組む前に、自分の心に耳を傾けてはどうでしょうか?
そうすれば、心が何を気にかけているのかが見えてきます。
それらが見えたら、一通り折り合いをつけてやるのです。
心の関心ごとに対して、何らかの結論を出してやるのです。
そうすれば、それ以上心がそのことを気にかけることはないでしょう。
それでも、心に浮かんでくるという場合もあるでしょう。
それは、心が納得していないからです。
だとしたら、とことんそのことについて考えるべきです。
今やるべきは、没頭することではなく、心の関心ごとと徹底的に向き合うことなのです。
つまり、ものごとに没頭するためには、迷いがあってはいけないのです。
そのためには、まず自分の中の迷いを知る必要があります。
そして、それと真剣に向き合い、折り合いをつけるのです。
没頭のカギは心にあるといっていいでしょう。
自分の迷いを見つけ出す方法
没頭するためには、自分の心から迷いを追い出す必要があります。
そのためには、まず自分の心の中にどんな迷いがあるのかを知ることが先決です。
自分の心を知るのに一番手っ取り早いのが、思っていることをとにかく紙に書き出すことです。
その際、制限を書けないことが大事です。
「これは違う」とか、「関係ない」とか考えないことです。
とにかく頭に浮かんだことを全て書き出すのです。
そうすることで、大小すべて含めた「気にかかるリスト」が出来上がります。
実はこのリストができた時点で、心の整理はほとんど終わっています。
「紙に書き出しただけでは、解決していないのでは?」と思う方もいるかと思います。
しかし、紙に書き出し、可視化することによって、頭の中が整理されます。
自分が気にかかっていることの全量を把握することができるのです。
そうすれば、「これは今解決しないといけない」、「これは後でもいい」と判断ができます。
頭がモヤモヤした状態では、どうやっても没頭することはできません。
しかし、頭が整理されれば、安心して目の前のものごとに集中することができます。
一番よくないのは、頭が整理されていない状態で没頭しようとすることです。
ですから、まずは思っていることを全て書き出しましょう。
そうすることで、努力の成果が何倍にもなるでしょう。
以下の記事でも、紙に書き出すことの効果について説明しています。
思考の整理について興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
今回のまとめ
・ものごとに没頭するのに、楽しいとかつまらないとかは関係ない。
・没頭とは、余計なことを考えず、目の前のことに集中すること。
・そのためには、集中を乱す心の関心事に折り合いをつけてやらないといけない。
・頭を整理するために、気になることを全部に紙に書き出そう。