頼れるのは己のみ。「会社は自分のことを思っている」という幻想を捨てよう。
「一生懸命頑張ったら、会社は自分を守ってくれる」
こういった考え方は、自分を非常に安心させてくれます。
頑張れば、身の安全が保障されるわけですからね。
それに世間でも広く浸透しており、そんなに違和感があるようには思えません。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
ほんとうに頑張っていれば、報われるのでしょうか?
社員は消耗品に過ぎない
会社にとって従業員は消耗品にすぎません。
社員は宝、社員は家族などとうたっていても、それは口だけにすぎません。
実際に社員をどう扱っているかを見れば、それは明らかでしょう。
アラートを挙げているのに、一向に手をさしのべない
明らかに様子がおかしいのに見て見ぬふりをする
顧客の要望を受け入れるために平気で、社員を使い潰す
社員を宝と思っている会社が本当にこんなことをするでしょうか?
結局そんなことはないのです。
会社は社員のためにあるのではない
しかし、これは当然のことなのです。
なぜなら、会社は社員のために存在するわけではありません。
会社は、株主や経営者のものです。
彼らのために利益を上げ続けるために会社は存在するのです。
別に、社員の幸福を実現するために存在しているのではないのです。
それにも関わらず、会社は自分たちのもの、自分たちの都合を考えてくれるなんて勘違いをするから、幻滅するのです。
頑張ったのに報われなかったときに、「裏切られた!」なんて見当違いな逆恨みをしてしまうのです。
そもそも、給料を支払っている時点で、会社はそれ以上社員に何かを与える必要はないのです。
「自分の会社はそんなことない」という意見もあると思います。
しかし、ほんとうにそうでしょうか?
会社が社員を気遣えるのは、会社にそれだけの余裕があるからです。
もし、経営状態が悪くなったら、そんなことをしている余裕はないでしょう。
容赦ない首切りが始まります。
そのようなことから目を背け、自分のところだけは大丈夫と考えるのは、あまり現実的ではありません。
責任を持って生きよう
だから、まずはこの事実を認めましょう。
頑張ったからといって会社は、自分を守ってはくれません。
会社が自分のために報いてくれるはずはありません。
それに、そのように会社に何かを求める人生は、自分の人生と言えるのでしょうか?
全てを会社に依存して、自ら動いて何かを手に入れようとしない。
たしかに、この生き方は楽です。
しかし、そんな他人任せな人生で本当にいいのでしょうか?
当たり前のことを当たり前だと認める。
そうすることで、やっと自分の責任で自分の人生を生きていくことができるのです。
まずは、会社に過度な期待をすることをやめてみてはどうでしょうか?
今回のまとめ
・会社にとって社員は消耗品に過ぎない。
・それは、会社が利益を出すことを目的としているから。社員の幸福を目的としているわけではない。
・「自分のところは大丈夫」にはなんの根拠もない。
・現実を受け入れ、責任をもって人生を生きよう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!