実りある会話のために、対話力を高めよう!
言うまでもありませんが、人と話すことは重要です。
それによって、自分の考え方がより磨かれていくからです。
では、話すことの効果を高めるためには、どんなことに気をつければいいのでしょうか?
今回は、話すことについて考えていきます。
話すことで、自分と異なる考え方を取り入れる
人と話すことは、大きな刺激となります。
それは、自分とは異なる考え方を知ることができるからです。
人はそれぞれ、生まれや育ってきた環境、経験した出来事など、すべてが異なります。
当然そこから生まれる考えは、自分のとは全く違うものになります。
それは、今現在同じ環境で同じことをしていてもです。
たとえば、お互いに仕事を頑張るという目標があるとします。
しかし、その動機はさまざまです。
出世して人に認められたいのか、
権力を持って自分のやりたい仕事をするためか、
より大きな仕事をするためのステップのひとつなのか。
このように、同じ目標に対しても、その意図するところは人によって違います。
さらにその意図をまた掘り下げていけば、どんどん違いが出てきます。
人に認められたいという欲求がどこからきているのかが人によって異なるようにです。
表面上は同じに見えても、その本質に近づくにつれ、その人オリジナルの価値観が見えてくるのです。
まずは相手の話を聞こう
そのような異なる価値観に触れることで、自分の中に変化が起きます。
自分の中の考えや経験などを別の視点から見ることができるのです。
そうすれば、考えが深まったり、盲点が見つかったりなど、自分の価値観が洗練されていきます。
しかし、ただ人の話を聞き流すだけでは、このような変化は起こりません。
また、頭ごなしに否定するのでもだめです。
それでは、相手の考えが自分の中に入り込んできません。
変化をもたらさないのです。
ですから、まずは相手の考えを否定することなく受け入れましょう。
途中で「おかしいな」と思っても最後まで聞くのです。
相手がその結論に至ったのには必ず理由があるはずです。
それを理解するよう、努めるのです。
理解したら、次に大事なのが相手の意見について考えることです。
理解した上で、賛成か反対か?その根拠は?
考えのつながりに不明瞭な部分はないか?
もし、自分が同じ立場だったら、どうするか?
などと思考を巡らせることによって、相手の考えが自分の中に取り込まれます。
その結果、新しい着想を得たり、自分の考え方が洗練されていくのです。
まずは、相手の話をしっかり聞く。
その上で、自分の中で考えてみる。
これが、相手の話から刺激をもらうために大事なことと言えるでしょう。
今回のまとめ
・人と接するのは大事なこと。それによって自分の考え方が洗練される。
・しかし、ただ話をするだけでは意味がない。
・まずは、相手の考えを受け入れ、その上で自分なりに考えることが大事。
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