b00k.jp ~積み上げ式読書ノート~
公開日:
最終更新日:2018/09/02

時間が無くても読書はできる!1年でビジネス書を117冊本を読んだ方法

本を読むのはたいせつなことです。
本の知識が思わぬところで役に立つかもしれません。
読書によって培った思考力が、自分を助けてくれるかもしれません。
価値観が広がり、より良い生き方を見つけることができるかもしれません。
このように、読書は自分の人生を豊かにしてくれるのです。

しかし、本を読むのはなかなか大変な作業。
集中力が続かないし、時間を捻出するのも大変です。
たいせつだとはわかっていても、ついつい「時間があるときにやろう」なんて思ってしまいます。
そして残念なことに、時間があるときは大抵やって来ません…

そこで、今回は時間がなくてもたくさん本が読める方法を見ていきます。
私は実際のこの方法で1年間にビジネス書を117冊読むことができました!(漫画や小説は含まない)

たくさんの本を読む

アプローチの方法は2種類

何かの作業の成果を高めるためには、2つのアプローチがあります。
1つは、作業にあてる時間そのものを増やすこと。
もう1つは、作業の効率をあげることです。

これは、読書にも当てはまります。
読む本の数を増やすには、
・読書にあてる時間を増やす
・読書のスピードをあげる
ことが重要なのです。
では、それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。

読書の時間を増やす

現代人は忙しいです。
通勤片道1時間、働いている時間が8時間、昼休憩が1時間…
これで残業をしようものなら、自由に使える時間はほとんどありません。
しかもそのなかで、ご飯や掃除、洗濯といった生活のための活動をしないといけません。
そんな中で、読書の時間なんて作れないように思えます。

しかし、実は工夫次第で時間は作り出すことができるのです。
それでは、その方法を見ていきましょう。

隙間時間を利用する

私たちは時間を作り出すことはできません。
1日を30時間にすることは不可能なのです。
しかし、無駄になっている死に時間をうまく利用することで、実質的に時間を作り出すことができます。
そして、そのような隙間時間というのは、忙しいと思っていても、探せば意外とあるものです。

たとえば、代表的なものとして、通勤時間があげられます。
片道1時間、電車に乗っている時間が30分だとしたら、往復で1日1時間です。
これを読書にあててみたらどうでしょうか?
読むのが遅い人でも一週間もあれば、1冊読み終わるのではないでしょうか。
それだけでも年間50冊近く読むことが可能です!
恐るべし、隙間時間。

通勤電車は混んでいるし、朝から本なんて読む気は起きないかもしれません。
しかし、読んだら意外となんとかなるもの。
本を広げるスペースなんてたいしたものではありません。
満員電車でも読もうと思えば読めてしまうものなのです。
それでも気になるなら、電子書籍がおすすめです。
場所もとらないし、荷物もかさばりません。
今はスマホでも読めるので、わざわざ専用の端末を買う必要もないですし。

あとは、会社の昼休みも有効利用出来ます。
「昼休みくらいゆっくりさせてくれ!」という気持ちもわかります。
なので、まずは10分だけ読書にあててみましょう。
それだけでも、年間40時間も捻出できます。
しかも続けていくうちに、時間が延びていくかもしれません。
30分なら120時間、1時間丸々あてたら240時間、なんと10日ぶんになります!

他にも就寝前の時間やトイレの時間など、隙間時間は探せば意外と見つかるものです。
5分でもいいので隙間時間を見つけ、そのなかに読書をねじ込む。
そうすることで読書に費やす時間を劇的に増やすことができるのです。

朝早く起きて読書する

朝早く起きて読書をするのもおすすめです。
朝は、邪魔が入りにくい時間です。
電話がかかってくることも、来客が来ることもありません。
完全に一人の時間を確保できるのです。
その邪魔されない時間に読書をスケジュールに組み込めば、確実に本を読む時間が増えます

また、朝は集中力が高まります
通学や出勤といったリミットがあるため、自然と集中力が高まるのです。
忙しいほうが仕事がはかどるのと似ていますね。
また、睡眠によって頭がリフレッシュされていることも、集中力を高めることに一役買っています。
なので、夜遅くまで本を読むよりは、そのぶん早く寝て、早く起きたほうが効率的なのです。

ながら読書をする

なにか別の作業をしているときに同時に読書をすることでも、読書の時間を増やすことができます。
たとえば、歯を磨いている時に読書をするなどです。
こうすれば、その時間を歯磨きだけに使わなくて済みます。
時間効率が上がるわけですね。

また、行儀が悪いですが、食事をしながら本を読むという手段もあります。
テレビを見ながらご飯を食べるのと同じと思えば、セーフなのかもしれません。
実は、ご飯を食べながら読書をするのは意外なメリットがあります。
食事の時間が延びるので、早食いを防止できるのです。
また、それによってよく噛むようになるので、健康にもいいのです。

ながら読書は毎日必ず行う行為と紐付けるといいです。
たとえば、歯磨き、お風呂、食事、料理の待ち時間などなど。
そうすれば、嫌でも毎日読書をすることになります。
自動的に読書の時間が増えていくというわけですね。

少しずつでも読んでいれば、いつかは読み終わります。当たり前ですが。
ですから、毎日5分でもいいから読書をする時間が作れないか、考えてみてください!

読書のスピードを上げる

時間を増やすのと同じように重要なのが、スピードをあげることです。
1日は24時間。これはどんなに頑張っても変えられません。
ですから、時間をどんなに捻出しようとしても限界があります。
しかし、スピードは工夫次第でどんどん上げていくことが可能です。
それでは、その具体的な方法を見ていきましょう。

同じジャンルの本をまとめて読む

同じジャンルの本をまとめて読むのは、おすすめです。
読めば読むほど、そのジャンルの知識が増えていくので、読み進めるスピードが上がります。
話が見えなくてつっかかったり、何を言っているのか理解できないと悩むことが少なくなるんですね。
既に知っている箇所は、読み飛ばせばいいので、そのぶんもスピードアップにつながります。

また、ものごとは知れば知るほど、もっと知りたいと興味がわいてきます
同じジャンルの本を読んでいると、どんどん興味がわいてくるのです。
興味があるものには、熱中できます。集中力も高まります。
それによって読み終わるスピードもどんどん早くなっていくのです。

このように、同じジャンルの本をまとめて読むのは、さまざまなメリットがあります。
バラバラのジャンルをいったり来たりするよりは、同じジャンルをまとめて読んだほうが効率は高まるのです。

「必要ない」、「わからない」と思ったら読み飛ばす

自分で買った本というのは、隅から隅まで全部読みたいものです。
せっかくお金を払ったのですからね。
しかし、もしその本があなたにとってあまり役に立たないものだったらどうでしょうか?
払ったお金も大事ですが、時間はもっと大事です。
元をとろうとして、あまり意味のない本を読むのに時間をかけるのはもったいないです。
あまり役に立ちそうにないと思ったら、お金はもったいないですが、思いきってその本を読まないという選択も大事です。
その時間をもっと役に立つ本を読むのにあてるのです。
お金は余分にかかってしまいますが、その方が結果的には得るものが多かったりします。
ある本の一部が、役に立ちそうもないときも同じです。
思いきってその部分は読み飛ばしてしまいましょう。

また、役に立たないわけではないが、何を言っているのかわからないという場合も同様です。
飛ばしてしまいましょう。
それは本の書き方が悪いのかもしれませんし、自分の読解力がないのかもしれません。
しかし、いずれにしても立ち止まって悩んでも答えが出てくるわけではありません。
それだったら、その部分は読みとばして、先に進んだほうが得策です。
読み進めていくうちにわかるかもしれません。
また別の本を読む中で、ふと理解できるときが来るかもしれません。
立ち止まってしまっては時間が経つだけなので、どんどん読み進めてしまいましょう。

読んでいればどんどん早くなる

「さぁ、これから読書を趣味にしよう」
と思ったけど、自分の読むスピードのあまりの遅さに、絶望してしまうなんてことはないでしょうか?
「1冊読むのにこんなに時間がかかるんだったら、とてもじゃないが続けられない…」
なんて考え始めてしまうと、やる気も失せてしまいます。
本をあまり読んだことがなければ、読むスピードが遅いのは当然です。
しかし、別にずっとそのスピードというわけではないはずです。
読んでいればコツをつかんで、どんどん早くなっていきます。
そうすれば、1冊読み終わるのにかかる時間もどんどん短くなっていくのです。

自分の読書のスピードに嫌になってしまうのは、自分が成長する存在であるという視点が抜けています。
大事なのは積み重ねです。
毎日少しずつでも読み続けていれば、嫌でも早くなっていくのです。

本の目的はたくさん読むことではない!

さて、たくさん本を読む方法をご紹介しました。
これはあくまでも一例なので、みなさんの工夫次第でもっといい方法が見つかるでしょう。
しかし、本の目的はたくさん読むことではありません
本を読むのは、そこから学びを得るためです。
たくさん読むことを目的としてはいけないのです。

読んだ本の数が多いからと言って、偉いわけではありません。
そこから何も学べていないのなら、1冊も読んでいないのとなにも変わりません。
むしろ無駄な時間をすごしてしまった分だけ損かもしれません。

ですから、本をたくさん読むことはあくまでたくさんの学びを得るための手段としましょう。
手段として割り切れば、たくさん本を読むことは悪いことではありません。
読んだ分だけ素晴らしい本と出会える可能性が高まります。
たくさんの考え方に触れることで、自分の思考も厚みが増していきます。
ここで紹介した方法を使ってたくさんの素晴らしい本と出会い、たくさんのことを学べることを願っています。
それでは、素敵な読書ライフをお送り下さい!

今回のまとめ

・たくさん本を読むためのアプローチは、「時間を増やすこと」と「読書スピードを高めること」
・たくさん読むことは手段に過ぎない。大事なのはどれだけ学ぶことができたか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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