「怒りはよくない感情」
しかし、頭ではわかっていても、気が付くと怒りにとらわれています。
怒りにとらわれないことは大事ですが、それゆえに大変難しいことです。
どうしたら怒りにとらわれずにすむのでしょうか?
今回は、怒りについて考えていきます。
怒りはごまかしの感情である
怒りにとらわれないためには、その正体を知る必要があります。
では、怒りはなぜ生じるのでしょうか?
実は、怒りとはごまかしの感情なのです。
今ある感情を認めたくないから、怒りでごまかしてしまおうとしているのです。
つまり、怒りの裏には本当の感情があるのです。
それが、怒りを引き起こしている原因なのです。
怒りは原因がわかれば、それにとらわれることがなくなります。
つまり、怒りの裏にある本当の感情を突き止めることができれば、怒りにとらわれることがなくなるというわけです。
怒りの裏にある感情を知る
では、どうしたら怒りの裏にある本当の感情を突き止めることができるでしょうか?
そのためには、もし怒りがなかったらその時にどんな感情が湧くかを考えてみましょう。
たとえば、人から馬鹿にされた時、もし怒りの感情がなかったらどんなことを感じるでしょうか?
悔しい、辛い、さみしい
そういった感情が湧くのではないでしょうか。
それが、怒りによって隠したい感情なのです。
こういった感情は、できればなくしてしまいものです。
それを感じてしまうと、つらいですから。
だからこそ、怒りによってごまかそうとしてしまうのです。
しかし、怒りによってほんとうの感情をごまかすことは何の解決にもなりません。
自分の心を見えなくするばかりか、周りの状況も見えなくなってしまいます。
そうならないためには、自分の本当の感情をみつめることが大事なのです。
原因がわかれば怒りはコントロールできる
本当の感情がわかれば、怒りをコントロールすることができます。
たとえば、人に軽んじられ、怒りをいだいたとしましょう。
しかし、落ち着いて自分を見つめることで、本当の感情は自尊心が傷つけられ、それによって惨めに思っていることだとわかりました。
では、仮にその人から認められて自尊心は満たされるでしょうか?
相手は人のことを馬鹿にするような人です。
そんな人からの承認で満たされるほど、あなたの自尊心はくだらないものなのでしょうか?
また、そんな人から馬鹿にされる程度のことであなたの自尊心は傷ついてしまうのでしょうか?
自分を惨めだと思ってしまうのでしょうか?
ほんとうの感情がわかれば、自分がいかにつまらない理由で腹をたてていたのかがわかります。
そのような理由を客観的に見ることができれば、冷静になれます。
怒りの原因がわかれば、怒りに振り回されることはなくなるのです。
今回のまとめ
・怒りはごまかしたい感情がある時に生じる。
・ごまかしたい感情を突き止めよう。
・原因がわかれば怒りはコントロールできる。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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