b00k.jp ~積み上げ式読書ノート~
公開日:
最終更新日:2016/06/19

批判的に考え、時代の欠陥を見抜こう!

経済が常に成長することを期待して作られた、年功序列や終身雇用。
人口が増加し続けることを前提に作られた、年金制度。
競争原理に任せることで、健全な市場を生み出す、資本主義。

現在では、このどれもが上手く機能していないように見えます。
雇用率は悪化、賃金も年々下がり続けています。
制度的な無理に加え、ずさんな管理によって、年金はもらえるかもわかりません。
過当競争によって、うつ病や自殺者は増え続けています。

なぜ、今まで上手くいっていた制度が上手くいかなくなってしまったのか?
それは、その制度を支える前提が変わってしまったからです。
もはや、景気は上向かないし、人口も増えていきません。

そのような状況の中、大事なことはいったい何でしょうか?
それは、今の時代に合った、新しい制度を創り上げることです。
そこで、今回は、新しい制度を創り上げるために必要なことについてみていきます。

批判的思考

既存の制度の問題点を考える

新しい制度を創り上げるためには、既存の制度の欠陥を見抜く必要があります。

たとえば、年功序列には、経済が今後成長していくという大前提があります。
経済が成長しないと、会社の売り上げは増えません。
売上が増えなければ、当然給料だって上がるはずはありませんよね。
給料は、会社の売り上げから出ているのですから。

また、年功序列では、ポストに就けないと給料が上がりません。
ポストが増えるためには、事業が拡大しないといけません。
しかし、今の経済状況を見ればわかるように、新しい事業を作り出すのは難しいです。
市場が縮小しているのですから、当然ですね。

このように、少し考えれば、今の制度の欠陥が見えてきます。
そして、欠陥を見つけ出すことが、新たな制度を創り出す第一歩となります。

欠陥はイノベーションのヒントになる

では、制度の欠陥を見つけた後は、どうすればいいのでしょうか?
それは、欠陥を取り除くためには、どうしたらいいかを考えることです。
欠陥があって、それを解消することができれば、その制度はもっといいものになるはずです。

そして、欠陥を克服することが、イノベーションにつながるのです。
イノベーションというと、今まで考えられなかったような、新しい技術のことを思い浮かべるかもしれません。
(パソコンやインターネットの出現、スマートフォンの発明など)
しかし、イノベーションは、何かを発明することだけではありません。
既存のものの改善でもイノベーションは起こせるのです。
要は、新しい価値を生み出すことができればいいのです。

たとえば、成果主義というものがあります。
これは、今まで主流だった時間労働主義の欠陥を解消したものです。
時間労働主義は、働いた時間に応じて給料が決まるので、効率化のインセンティブが働きません。
早く仕事を終わらせるよりも、いつまでもダラダラ仕事をしていた方が、お金がもらえるわけですからね。
皆さんの周りにも、生活残業をしている人がいるんじゃないでしょうか?

成果主義は、給料の判断基準を時間でなく、利益への貢献としています。
いかに会社に利益をもたらしたかで評価が決まるようになります。
これにより、「会社の利益に貢献していない人が、不当に高い給料をもらう」という欠陥を解消したのです。

会社の利益は、社会の利益です。
それに貢献する人がたくさん給料をもらえるのは、正しいことです。
貢献していない人が給料をもらうのは、資源の無駄遣いです。
成果主義が生まれることによって、社会を良くしていこうというインセンティブがより強くなったのです。
つまり、欠陥を克服することで、イノベーション、新しい価値の提供ができたのです。

批判的に考えることが重要

「既存の制度の欠陥を見抜く」
「そして、それを克服する」
これによって、社会にイノベーションを起こせることがわかりました。
では、どうすれば欠陥を見抜くことができるのでしょうか?

それは、批判的に考えることです。
何もかも素直に受け入れるのではなく、いったん疑ってみるのです。
「まじめに働くことは本当に正しいことなのか?」
「会社の利益のために役に立たない製品を売りつけるのは、本当に正しいことか?」
「この仕事に本当に意味があるのか?」
今までよしとされていたことを疑ってかかってみるのです。
何の疑いもなく、盲信されてきた考えの逆を考えてみるのです。

地動説も、最初はだれも信じていませんでした。
みんな空の方が動いていると思って、疑いもしなかったのです。
でも、今では天動説を信じる人はほとんどいませんよね。
このように、みんなが言っているから正しいというのは、まったくあてになりません。

ですから、批判的に考えることを実践してみましょう。
日々の生活や会社でおかしいと思うこと。
それを批判的に、突き詰めて考えることで、欠陥が見えてきます。
何よりもまずは、自分の頭で考えることが重要なのではないでしょうか?

今回のまとめ

新しい制度を創り上げるために
・既存の制度の欠陥を見抜く。
・欠陥を解消する方法を考える。
・欠陥を見抜くには、批判的に考える力が必要。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

僕は君たちに武器を配りたい

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