b00k.jp ~積み上げ式読書ノート~
公開日:
最終更新日:2017/05/08

歴史は繰り返される!歴史を学ぶ意義とは?

景気の低迷、少子高齢化、雇用の悪化…
今の日本は課題が山積みです。
かつて作り挙げた社会のシステムが限界を迎えているようにも見えます。

従来までの価値観は通用しない時代がすぐそこまで来ています。
このような時代に、私たちは何を考え、どう行動すればいいのでしょうか?

歴史を学ぶ意義 未来

歴史を学ぶ意義は未来を知ること

実は、以前にも同じようなことがありました
江戸幕府が倒され、新しい政権が樹立されたこと。
戦争によって、いままでの社会体制がゼロにされてしまったこと。
そう、以前にも旧来の社会システムが限界を迎え、新しい社会システムが生み出されてきました

歴史は繰り返されます
このことは、その歴史そのものが十分に証明しています。
ということは、近い将来、大きな変革があるかもしれないということです。
その変革がどういったものか、ある程度予想できれば、どう行動していいのかもわかってきます

では、どうやって予想すればいいのか?
その方法が歴史を学ぶことです。
歴史が繰り返されるものであるなら、歴史を学ぶことで、今後起こることを予想できるわけです。
歴史を学ぶことで、未来を知ることができる。
それが、歴史を学ぶ意義なのです。

歴史の学び方

未来を知ることが、歴史を学ぶ意義であることがわかりました。
では、私たちは、どのように歴史を学べばいいのでしょうか?

ただの丸暗記ではダメです。
「○○年に、××が起こった」
このように、事実を丸暗記するだけでは、歴史を学ぶ意義を満たしたことになりません。
大事なのは、どうしてそういった事件が起こったのか?
その背景や因果関係を理解することなのです。
歴史を学ぶ意義から考えれば、この背景や因果関係を理解することが重要です。

歴史上の出来事というのは、なんの前後関係もなく、急に起こったのではありません。
原因があり、目的があるはずなのです。
それらのものがあって、はじめて歴史が動きます。
こういった原因と結果のパターンを知ることが、歴史を学ぶ上で重要です。

どういった状況の時に、どんな事が起こるのか。
このパターンを理解すれば、後はそれを今に当てはめることで、未来を知ることができます。
たとえば、「貧富の格差が取り返せないほど大きくなった時に、社会体制の変革が起こる」などです。
このように、未来を予測するツールを獲得することが、歴史を学ぶ意義だとも言えます。

ただの丸暗記によって、歴史の表層をなぞるだけでは意味がありません。
どうして歴史が動いたのか、その本質を理解することが大事なのです。
そのように歴史を学んだ時に、はじめて歴史を学ぶ意義を実感することができます

未来を知るだけでは不十分!

ここまでで、以下のことがわかりました。
「これからの時代は変革の時代であること」
「その時代を生き抜くために、未来を知る必要があること」
「その未来を知ることが、歴史を学ぶ意義であること」

私たちは、歴史を知ることによって、未来を知ることができます。
それが、歴史を学ぶ意義だからです。
ですが、未来を知った後、私たちはどうすればいいのでしょうか?

ただ未来を知るだけでは、意味がありません。
なぜなら、未来を知るのは、それを知ることでこの先をどう生きるかを決めるためだからです。

川の流れを理解すれば、その中をスムーズに進むことができます。
しかし、それだけでは意味がありません。
行きたい場所があって、はじめて川の流れを知っていることに意味が生まれるのです。

それと同じで、
「未来をどのように生きたいのか?」
「どのような未来を創り上げていきたいのか?」
こういったことを一人一人が考えていく事が重要です。

目指すべき未来を思い描き、それを実現するために未来を知る。
これが、本当の歴史を学ぶ意義なのです。

生きたい未来を思い描こう

歴史を学び未来をよりよく生きる。
そのためには、そもそも「どう生きたいのか」が重要になってきます。
それが無ければ、何を基準に生きていいのかわからないからです。
いくら未来を見通し、要領よく生きることができても、本当に目指したいと思える場所が無いと意味が無いのです。

では、どうすれば自分がどう生きたいのかが見えてくるのか。
そのためには、とにかく行動するしかありません。
色々なものに触れることで、人ははじめて自分を知ります。
自分が見えるということは、どう生きたいのかが見えるということです。
ですから、まずは色々経験することが大事です。

そうする中で自分の目指したい方向が見えてくるのです。
「仕事に生きたい」
「家族のために生きたい」
「自分の目標のために生きたい」
「社会をよくするために生きたい」
こうした目指すべき方向が見つかるのです。

目指すべき方向が定まって、はじめて歴史が役に立ちます。
歴史で未来を予測し、自分の目指す方向の流れに乗る。
これが、歴史を学ぶ意味なのです。

 

今回のまとめ

・歴史は繰り返される。
・未来を知ることが、歴史を学ぶ意義。
・歴史を学ぶ際は、丸暗記ではなく、因果関係を理解する。
・未来を知ると同時に、未来を思い描くことも必要。
・生きたい未来を知る為に、まずは行動してみる。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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