人生の成功 視野を広げる

よりよい人生を生きるために。視野を広げよう!

「金持ち父さん 貧乏父さん」の紹介記事を書きましたが、分量が非常に多くなり、「結局のところ何が大事なのか?」がわかりにくかったので、まとめました。

人生の成功 視野を広げる

現代社会を生き抜くために視野を広げよう!

本書は、現代社会で成功するための考え方を述べたものです。
現代は、不確実性の大きい時代であり、従来の方法では人生の成功をつかむことはできません。
従来の方法とは、「いい学校に行き、いい会社に入る」ということです。
会社をとりまく状況は厳しくなっています。
いい会社に入ったとしても、いつ解雇されるか、いつ会社が倒産するかはわかりません。
そうならなかったとしても、資本主義の原則にともない、競争は激化していきます。
自分が「雇う価値のある従業員」であるために必要な努力の量は、年々増えていくのです。

このような状況の中で、人生を成功させるために「いい学校に行き、いい会社に入る」は通用しません。
では、どうしたらいいのでしょうか?
本書では様々なエピソードを通じて、人生の成功を収めるための要素を述べていますが、つまり視野を広げることが重要だと述べています。
そして、そのための方法はまとめると以下の3つに集約されます。

①感情に流されない
②自分の頭で考える
③投資するという考え方を身につける

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①感情に流されない

まず1つ目は「感情に流されない」ことです。
なぜ、感情に流されてはいけないのでしょうか?
本書では以下のようなデメリットが述べられています。

・思考停止に陥り、頭が退化する。
・失敗を恐れるあまり行動できなくなる。

・場当たり的な行動になってしまい、未来につながらない。
・そのような人生は、地面を見ながら歩いているようなもの。

つまり、感情に支配されてしまうと、人生の目的に向かって進むこともできないし、その方向も間違ったものになるわけです。
その結果、人生の成功からどんどん遠ざかって行ってしまうというわけですね。

感情に流されないためには、その瞬間に自分が感情に支配されていることに気づくことが必要です。
最初からすぐに気づくのは難しいので、まずは後からでもいいので気づくことが大事です。
「あの時は感情に支配されていたな…」と気づく回数が増えれば、だんだんとすぐに気づくことができるようになるのです。

②自分の頭で考える

感情に流されなくなることで、冷静になることができます。
そこで次に重要となるのが、「自分の頭で考える」ことです。
自分の頭で考えることができれば、人生の成功は近づきます。
では、具体的に何を考えればいいのでしょうか?

人生の目的を定める

それは、「自分の人生にとって本当に大事なものは何か?」です。
自分の人生において一番大事にしたいテーマと言ってもいいでしょう。
これをしっかりと考えることで、自分の人生の目的がはっきりします

自分の人生にとって本当に大事なものを考える方法を、以下のように述べています。

・自分の行動の原因を深堀りしていく。
・それによって自分の本質が見えてくる。

・本当は大事だと思っているかどうか。
・「いつかはやらないと」という思いがあるか。

人生の目的が定まることによって、何をすべきで、何が必要ないかがはっきりします。
これが定まれば、あとは行動するのみです。

人生の目的を達成するために、頭を鍛える

人生の目的が決まったら、そのために行動します。
しかし、行動するためには頭を使わないといけません
計画を立てたり、急なアクシデントや障害にどう対応するかなどを考えないといけないからです。

頭を鍛えるためには以下のことが重要です。

・頭を使わざるをえない状況に自分を追い込む。

・根拠のない自信を持たない。学ぶことを怠り、努力をやめてしまうから。
・他人を馬鹿にしない。その態度は根拠ない自信を作り出す。

頭は私たちの持つ最大の武器です。
鍛えれば鍛えるほど、人生を有利に進めていく事が可能になります

投資するという考え方を身につける

最後に大事なのが、「投資するという考え方を身につける」ことです。
そのためには、まず資産と負債の違いを理解する必要があります。

資産と負債の違いは以下です。

・資産とは将来自分に利益をもたらしてくれるもの。
・負債とは将来自分に不利益をもたらすもの。

これは何も金融資産だけに限った話ではありません。
自分への投資でも同じことです。
最大の資産は自分自身です
だから、この考えを自己投資にも適用させるのです。

・自分への投資→自分の成長→さらに収入を得られる→自分への投資…
・努力の成果は複利的に増えていくということ

そして、投資をするためには、以下の考え方が重要です。

・緊急ではないが、自分の人生に大事なことをまず済ます。
・人生に大事なことは、将来自分のためになること。

・目的意識を持つ。
・今が何のための時間かを意識する。
・時間を割くべき人を慎重に選ぶ。
・新しいことをどんどん勉強する。これが一番効率のいい投資。
・まず、自分への投資の時間を確保する。

・自分の助けとなる人への支払いを惜しまない。
・費やしたコストをどれくらいの期間で取り戻せるかを考える。
・何かがほしいのならまず、それを人に与える。

大事なのは、時間にしてもお金にしても、将来自分の役に立つものに費やすことです。
そうすることで、視野が広がり、どう生きればいいのかが、おぼろげながら見えてきます

それが当初の目的と違っていても一向にかまいません。
そのたびに方向を修正していけばいいのです。
これを繰り返すうちに、自分の本当に進みたい方向が見えてきます

従業員であることが悪いことなのではない

本書では、金持ち父さんと貧乏父さんの思考を比較するという設定上、どうしても従業員であることが悪いことであるようなイメージを植え付けてしまいます。
たしかに、従業員であることは以下のように、様々なデメリットがあります。

・いつ使い捨てられるかはわからない。
・考えなくてもそれなりに生活できてしまうので、頭が鍛えられない。
・自分のやりたいことができるわけではない。
・その会社でしか通用しないものに時間を費やしている可能性がある。(将来自分のためにならない)
・会社の中では一番弱い立場である。

しかし、重要なのは従業員が悪いということではなく、従業員であることに納得しているかどうかです。
もし、納得がいくのであれば、無理にその立場を変える必要はありません。

問題なのは、嫌々やりたくもないことを続けることです。
それは人生の浪費にしかすぎません。
嫌々やっていることをやめるため、そもそも自分がそれが嫌なのかどうかを知るには、視野を広げる必要があります
そのために必要なのが、今回紹介した3つの考え方なのです。

今の生活に満足している人も、そうでない人も視野を広げることで人生がよりよりものになるはずです。
広い視野を持ったうえで、なお今の仕事に満足できるなら、それは今以上の満足になります。
別の世界を知って、このままではいけないと思えれば、それもまた素晴らしいことです。
いずれにしても、視野を広げること、そのために3つの考え方を意識していく事は非常に重要なことなのです。

今回のまとめ

・現代社会で成功するためには、視野を広げる必要がある。
・そのために必要なこと
①感情に流されない
②自分の頭で考える
③投資するという考え方を身につける
・自分が心から納得できることが本当の成功

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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