頭がいいだけでは成功できない。自信こそが成功のカギ！
頭がいいだけでは成功できない
前回、頭がいいだけでは人生で成功を収めることができないことをお話ししました。
成功している人はみな頭がいいです。
しかし、頭がいい人がみんな人生で成功しているわけではありませんでした。
頭がいいこと、知能が高いことは人生の成功に関係はあるが、それがすべてではないのです。
では、人生で成功するためには、一体何が必要なのでしょうか？
成功のために必要なもののヒントとなるエピソードがあります。
これは、非常に頭がいい二人の人物の話です。
一方は、幼児期に独学で文字を理解できるほど頭がいい人物でした。
その後も、成長とともに非常に優秀な成績を収めていきました。
誰もがその将来を期待していました。
しかし、その人は結局、たいした成果を上げることができませんでした。
もう一方の人物も、同様に非常に頭がいい人物でした。
ですが、頭のよさだけで見れば多少見劣りしていました。
しかし、その人物は目覚ましい成果を上げることができました。
ここでも、頭がいいことによって、必ず成功できるわけではないということが言えます。
自信が人生の成功を分ける
では、この二人の人生の成否を分けたのはいったい何だったのでしょうか？
それは、なんと自分に対する自信だったのです。
ここでいう自信とは、「自分には他人と同じように、思ったようにふるまう権利がある」という意識を指します。
自分と他人は対等な関係なので、強く出る必要もないし、逆に変に委縮する必要もないという意識です。
そして、この意識は、「自分はこの世界で自分の思った通りに行動していい」という積極性を生み出します。
では、なぜこの意識が人生で成功するために重要なのでしょうか？
現代社会は、昔のような固定的な身分制度がありません。
そのため、本人の努力次第で、ある程度人生の成功、不成功をコントロールすることができます。
頑張れば成功できるし、怠ければ成功できないということです。
そのような環境においては、積極的に行動することが重要になってきます。
動けば動いた分だけ、成功に近づくわけですからね。
そのための積極性を生み出すのが、前述した自信になるわけです。
つまり、現代社会では自信があることが、成功の条件なのです。
自信はどうやって育まれるのか？
人生の成功において自信が重要であることがわかりました。
では、なぜこの二人は一方は自信に満ちていて、もう一方はそうでなかったのでしょうか？
頭がよく、優秀な成績を収めていれば、自然と自信もついてきそうなものです。
なぜこの二人は同じように自信をつけることができなかったのか？
それは、この自信が親との関係で育まれるものだからです。
ある研究結果によると、子育てには２パターンしかないそうです。
それは、「子どもを大人と対等なものとして扱う」か「そうでない」かです。
たとえば、大人と子どもを対等に扱う親は、自分の子どもに対して以下のように接します。
・理由を説明する
・質問や反論を聞き入れる
・頭ごなしに命令しない
一方で、そうでない親は以下のように接します。
・子どもの疑問に取り合わない
・質問や反論を受け入れない
・子どもは大人の言うことを聞くものだと思い込んでいる
大人と対等に扱われた子どもは、「自分は親と対等な一個人である」という意識を持ちます。
この意識は、「自分と他人は対等であり、自分は自分の思うように行動していい」という自信に変わります。
これにより、「自分の思うように行動するために、どうすればいいのか」を考えるようになります。
もう一方の子供は、「自分よりも強いものには逆らってはいけない」という意識を持ちます。
この意識は、「自分よりも大きなものに食ってかかっても仕方ない。戦っても意味がない。」という思いに変わります。
これにより、「回りと上手くやっていくことが、自分のしたいようにするよりも重要なことだ」と考えるようになります。
つまり、親との関係性の中で、世界に対する認識が決まってしまうのです。
その認識により、自分の思うように行動できるかどうかが分かれてしまうのです。
もう自信を育むことはできないのか？
「自分が思うように行動していい」という自信が、親との関係性で決まることがわかりました。
しかし、それが事実だとすると、人生の成功は生まれた家庭環境で決まってしまうということになってしまいます。
もし、そうだとしたら私たちにできることは何もないのでしょうか？
「生まれた環境に恵まれなかった」、「親が悪かった」といって不満を並べることしかできないのでしょうか？
それではあまりに寂しいので、次回は自信を育んでいくためにはどうすればいいのかを考えていきます。
今回のまとめ
・頭の良さだけで人生の成功は決まらない。
・自信が人生の成功を決める。
・自信とは「自分の思うがままに行動していい」という意識。
・自信は親との関係の中で育まれる。
最後までお読みいただき、ありがとうございました！
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