IQが高いだけでは、人生は上手くいかない
「もう少しIQが高ければ…」
「もっと頭が良ければ…」
こんな風に思うことはありませんか?
IQがもっと高ければ、今よりももっといい人生を送れるに違いない…
そんな思いがあるかと思います。
たしかに、IQは低いよりは高い方がいいように思えます。
しかし、IQの高さだけが人生の成功や失敗を決めるのでしょうか?
だとしたら、なぜ学校で優秀な成績を修める人が、社会で活躍できないという事態が起こるのでしょうか?
というわけで今回は、IQと人生の成功の関係性についてみていきます。
IQの高さだけで人生は決まらない
「IQが低いよりは、IQが高い方が人生が上手くいく確率が高い」
この事実に反対する人はほとんどいないでしょう。
では、IQが高ければ絶対に成功することができるのでしょうか?
かつて、高いIQの持ち主の人生を追跡調査した研究がありました。
その対象となったのは、幼児期に目覚ましいIQの高さを見せつけた子供たちでした。
1歳の時点で話し始めたり、4歳でシェークスピアを読破したり。
普通の幼児とは比べ物にならないほどのIQの高さを持った子どもたちでした。
当然、彼らは輝かしい功績を残すものと思われていました。
しかし、現実はそうはなりませんでした。
彼らは、平均よりも成功した人生を送ってはいましたが、その飛び抜けたIQに見合うほどの成果を収めることはなかったのです。
IQはある程度高ければいい
IQの高さだけでは人生は決まらないことが理解いただけたと思います。
しかし、だからと言ってIQが人生の成功に全く関係ないというわけではないです。
IQは例えるならば、バスケットボールにおける身長のようなものです。
高ければ高いほどいい。しかし、それがすべてではない。
ある程度の高ささえあれば、あとはそのほかの身体能力の高さがものを言うのです。
マイケルジョーダンが、バスケットボール史上、一番背の高い選手でなかったことを考えてもらえばわかるかと思います。
身長はある程度高ければそれでいいのです。
IQもこれと全く同じことが言えます。
たとえば、過去にノーベル賞を受賞した人の大学は、決してトップレベルではありませんでした。
しかし、トップレベルではなくてもある程度のレベル以上の大学だったのです。
つまり、卓越した成果を残すためには、IQはある程度高ければいいのです。
成功するためにはIQ以外のものが必要
「IQが高ければ人生が上手くいくわけではない」
「IQはある程度の高さがあれば十分」
ということがわかりました。
だとしたら、自分の人生が上手くいかないのは、本当にIQが低いせいなのでしょうか?
昨今は大学への進学率も高く、ほとんどの人が大卒です。
ということは、ほとんどの人はある程度高いIQを備えているわけです。
つまり、人生が上手くいかない理由はIQの低さではないのです。
ですから、IQを上げようと頑張るよりは、何が足りていないのかを考える方が重要です。
勉強だけしていてはだめなのです。
では、具体的にそれはどんな能力なのでしょうか?
それを鍛えるためにはどうしたらいいのでしょうか?
次回はそれらについてみていきたいと思います。
今回のまとめ
・IQの高さだけで人生は決まらない
・IQはある程度高ければいい
・成功するためにはIQ以外の能力が必要
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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