「読書をしても、いまいち知識が身になっていないような気がする…」
「どうも仕事や生活に役立っていないような気がする…」
「たくさん本を読んでいるはずなのに、どうもパッとしないな…」
こんな、経験はないでしょうか?
このようになってしまうのは、実は読書の仕方に問題があるからなのです。
その問題とはいったい何か?
どのように読めば、読書を生活に役立てることができるのか?
今回は、「読書を仕事につなげる技術」から、読書で人生を豊かにする方法を見ていきます。
目次
読書には2種類ある
読書を人生の向上に役立てるには、そのための読み方が存在します。
そして、その読み方には2種類あります。
「ビジネス書の読み方」と「教養書の読み方」です。
ビジネス書と教養書は特徴が全く異なるので、それぞれ別の読み方をする方が効果的なのです。
では、それぞれどのように読めばいいのかを見ていきます。
ビジネス書の読み方
なぜ、ビジネス書を読むのか?
まずは、ビジネス書の読み方についてですが、その前になぜビジネス書を読む必要があるのかを考えていきましょう。
ビジネス書というのは、マーケティングや経営、財務などのことが書いてある本です。
正直言って、読んでて面白いものではありません。
では、なぜそのような本を読む必要があるのでしょうか?
それは、人生の戦略を考えるためです。
ビジネス書は、世界の仕組みについて書かれています。
「どうしてこの業界は景気がいいのか?」
「なぜ、この商品は売れるのか?」
「どうして、あの国は貧しいのか?」
このような、世界の動きの原因がわかれば、それをもとに自分がどう動けばいいかを考えられます。
たとえば、10年後自分の業界がどう変わるかがわかれば、それにあったスキルを今から身につけることができます。
つまり、ビジネス書を読む理由は、人生の戦略を立てるためなのです。
ビジネス書は基本を押さえればOK
ビジネス書を読む意味が分かったところで、次はビジネス書の読み方を見ていきましょう。
ビジネス書の読み方は、ずばり「読むべき基本の本を徹底的に読む」ということです。
読むべき基本の本とは、長く読まれてきた名著であったり、定番の入門書などです。
逆に言えば、これらの基本を押さえれば、あとは特に読む必要がないのです。
それは、なぜでしょうか?
ビジネス書は、毎日たくさんの新刊が発売されています。
しかし、そのほとんどが過去の名著の事例を変えたり、現代風にアレンジしたものだったりします。
本質的な内容は同じなのです。
それを読むことが悪いことではないのですが、その本の神髄を知りたいのであれば、やはり原典を読むのが一番でしょう。
つまり、ビジネス書の本質や考え方は、基本の本を読むだけで学べるのです。
しかし、ここで注意したいのが、ただ読めばいいというわけではないということです。
ビジネス書は、読むべき本が少ない代わりに、1冊1冊が非常に濃いです。
また、思考法や抽象的なことをテーマとしているので、理解に時間がかかります。
ですから、1冊1冊の本を何回も読む必要があります。
何回も読むことで理解が深まるからです。
また、以前は理解できなかった個所も、時間がたてば理解できるようなります。
まとめると、名著を自分の血肉にすることが、ビジネス書の読み方なのです。
教養書の読み方
教養書を読む意味
次は、教養書についてです。
まずは、先ほどと同じように、教養書を読む必要性を見ていきましょう。
教養書とは、ビジネス書以外の本を指します。
哲学、歴史、心理学、コンピュータサイエンスなど多岐にわたります。
これらの本は、読んだからと言ってすぐに効果が出るものではありません。
たとえば、コンピュータの仕組みを学んだからといって、それがすぐに役に立つわけではありません。
しかし、ある日突然社内のIT担当になるかもしれません。
もしそうなった時に、コンピュータの知識が役に立ちます。
このように、教養書で得た知識というのは、いつ役に立つかわかりません。
しかし、もっていればもっているほど、助けてもらえる可能性が高くなります。
ビジネス書が人生の指針を考えるためのものだとしたら、教書書は人生の問題を解決する具体的な手段を得るためのものと言えます。
とにかく読んで、知識をweb上にまとめる
教養書を読む必要性がわかりました。
では、どのように読めばいいのでしょうか?
教養書の知識は、いつ何が役に立つかがわからないという特徴があります。
この特徴を踏まえ、教養書の読書では以下の3点に気を付けるといいです。
1点目は、幅広いジャンルに手を出すこと。
教養書の知識は何が役に立つかわかりません。
一見関係ないようなものが、意外な場面で役に立つことがあります。
ですから、自分の仕事に関係あるものや、興味のあるものばかりでなく、さまざまなジャンルに手を出してみることが重要です。
2点目は、得た知識から教訓を得ること。
たとえば、偉人の伝記を読んだ場合。
ただ「面白かった」で終えるのではなく、「なぜこの人物は、偉業を成し遂げることができたのか?」と考えるのです。
その理由がわかれば、自分が何か新しいことをする際に役に立てることができます。
このように、教訓を得ようと考えることで、単なる知識が人生の役に立つ知識になるのです。
3点目は、それらの知識をwebにまとめておくこと。
教養書で得た知識は、いつ役に立つかわかりません。
いま学んだ知識が、10年後、20年後に役に立つこともあるのです。
当然、そんな長い期間覚えておくことはできません。
ですから、得た知識を何らかの媒体にまとめておく必要があるのです。
この際、webを勧めるのは文字検索やタグ機能など、必要な情報をすぐに取り出す機能に優れているからです。
まとめると、教書書の読み方のポイントは以下になります。
・とにかく、幅広いジャンルの本を読む。
・得た知識から教訓を得る。
・知識をweb上にまとめておく。
今回のまとめ
【読書を人生に役立てる方法】
■ビジネス書
読む理由…人生の戦略を立てるため。
読み方…読むべき基本の本を何回も読む。
■教養書
読む理由…人生の問題を解決するため。
読み方
①とにかく、幅広いジャンルの本を読む。
②得た知識から教訓を得る。
③知識をweb上にまとめておく。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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