怒りはさらなる怒りを生み出す!?怒りをおさえる方法
こんにちは。
引き続き「反応しない練習」を紹介していきます。
今回は、怒ることの無意味さについてみていきます。
怒りはさらなる怒りを呼ぶ
怒りという感情は、放っておくと連鎖的に増えていきます。
例えば、自分が暗い性格で悩んでいるとしましょう。
そして、それは親が暗い性格だったからと思っているとします。
するとこの人は、上手くいかないことをなんでもかんでも親のせいにします。
そして、親に対する不要な怒りを勝手に生み出して、自分を苦しめるのです。
「自分が周りと打ち解けられないのは、性格が暗いせいだ。」
「友達ができないのも、性格が暗いせいだ。」
「新しいことになかなか踏み出せないのも、性格が暗いせいだ。」
「そして、性格が暗いのは親のせいだ。」
というように、些細なことであっても親に対する怒りが生じるのです。
自分の中にある親に対する怒りが、周りの些細な出来事によって増幅されているのです。
これはつまり、怒りがさらなる怒りを呼んでいるということになります。
自分の中の怒りを観察しよう
怒りがさらなる怒りを生み出し、連鎖的に増えていく事がわかりました。
そして、怒りは人生の苦しみを生み出す原因でもあります。
つまり、怒りを心のうちに抱えている以上、人生の苦しみは絶えないということになります。
では、一体どうしたら自分の中の怒りをなくすことができるのでしょうか?
それは、怒りがさらなる怒りを呼ぶ瞬間に気づくことです。
認識したからと言って、自分の思い通りにコントロールすることはできません。
しかし、認識すらできないものは絶対にコントロールすることはできません。
気付くことで、少なくとも訳も分からず怒りの連鎖にのみ込まれるということはなくなるはずです。
まずは、自分の中の怒りがさらなる怒りを呼び込むその瞬間に気づくことから始めましょう。
怒りでは何も変えられない
怒りに気づくことができても、コントロールするのは難しいです。
上の例で言えば、親に対する怒りというのは凄まじいものです。
生まれてからずっと一緒にいたわけですから、生きていた年月と同じだけの重みのある怒りなわけです。
それだけのエネルギーを持った感情をコントロールするのは至難の業です。
しかし、難しいからと言って怒りに流されていては、苦しみだらけの人生を歩むことになります。
怒りに流されないためにも、その怒りに意味があるのかを考えましょう。
親に対する怒りが自分にどんなメリットがあるのか?
親を恨んだからと言って今後の人生が楽しくなるのか?
このように考えれば、怒りにのみ込まれてしまうことが、いかに無意味なことか気づけると思います。
怒りにのみ込まれない強さを身につけることが、人生をより良いものにしていくのです。
今回のまとめ
・怒りはさらなる怒りを呼ぶ。だから手放すべき。
・怒りを認識することが、コントロールの第一歩。
・怒りに飲み込まれてしまうことには、何のメリットもないことを理解する。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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