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公開日:
最終更新日:2016/06/19

人間関係でお悩みの方へ。苦しまないための4つの極意

こんにちは。
引き続き「反応しない練習」を紹介していきます。
今回は、人間関係で苦しまないための4つの心構えを見ていきます。

人間関係で苦しまない

1.相手を決めつけない

相手を決めつけるというのは、
・決めつけることで相手より優位に立った気になる。
・相手を理解した気になれる。
・気分がいい。
といった特に合理性のない理由から行われます。

そして、決めつけは苦しみを生み出します。
自分はこうだと思ったのに、実際は違ったというギャップが苦しみとなるのです。
また、相手を決めつけることで、分かり合う可能性も低くなります。
相手をうがった見方でしか、判断できないからです。

つまり、根拠のない決めつけを行うことで、
・苦痛が生じる。
・相手と分かり合う可能性が低くなる。
というデメリットがあるのです。

2.過去を引きずらない

例えば、相手にひどいことを言われたとします。
その瞬間に反応すれば、それは相手に反応していることになります。
しかし、その相手と離れた後にそのことを思い出して腹が立ったとしたらどうでしょうか?
それは、相手に反応しているのではなく、記憶に反応しているといえるのではないでしょうか。

このように、過去を引きずると、自分の中の記憶に反応してしまうことになります。
自分の記憶によって、自分を苦しめていることになるのです。
終わったことをいつまでも引きずることは、苦しみを生み出す原因となるのです。

3.人は変わりゆくものだと理解する

人というのは、どんどん変わっていくものです。
生きている中で様々な思考を繰り返し、その結果考えることも変わっていくのです。
私たちも去年と今とでは、考えていることが全く違うはずです。
環境や時代、経験が変われば思考は変わっていくのです。

そのように変わっていく人を、自分の中の記憶のままだと思うのは間違った考え方です
このような見方は、相手を理解することの妨げになります
理解し合うことができないと、そこには苦しみが生じてしまいます。
記憶の中のその人を見るのではなく、目の前のその人をしっかりと見ましょう。

4.理解し合うことが人間関係のゴール

人間関係に何の目的も持たないと、どのようにしていいのかわからなくなります。
指針がない状態となってしまうのです。
そうならないために、人間関係のゴールは理解しあうことだと意識しましょう。
理解し合うことができれば、無駄に感情を荒げることもなくなります。
それが、苦しみを取り除くことにつながるのです。

理解し合うためにどうしたらいいか?を考えていく事で、自然と心の反応を抑え、相手の意見に耳を傾けることができるようになるはずです。

苦しめ合うために、関わっているのではない。
理解しあうために、お互いの幸せのために、関わっているのだ。

仏陀の言葉にもあるように、苦しめあうためでなく、理解し合うために関わっていきましょう。

今回のまとめ

人間関係で苦しまないための4つの心構え
1.相手を決めつけない。
2.過去を引きずらない。
3.人は変わりゆくものだと理解する。
4.人間関係のゴールは、理解し合うことだと意識する。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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