自己否定にメリットなし!自己否定を脱する方法
こんにちは。
引き続き「反応しない練習」を紹介していきます。
今回は、自己否定のデメリットと、自己否定をしない方法を見ていきます。
なぜ自己否定をしてしまうのか?
私たちは、現実が思い通りにいかないと2通りの反応をします。
それは、「怒りを外部に向ける」と「怒りを内部に向ける」です。
怒りを外部に向けるのは、思い通りにならない現実の方に怒りをぶつけることです。
例えば、
「一生懸命仕事をしているのに、一向に給料が評価が上がらない。
これは、上が自分の努力を正当に評価していないからだ。」
というような考え方です。
一方、怒りを内部に向けるというのは、現実を思い通りにできない自分に怒りをぶつけることです。
例えば、上の例でいえば、
「自分の努力が足りない、自分の成果が低いからだ。」
というように考えることです。
この怒りが内部に向かうのが、自己否定の正体です。
自己否定にはデメリットしかない
自己否定は怒りが自分にぶつけれれているものだということがわかりました。
こう見ると、自己否定というのも怒りの一種だということがわかります。
怒りとはつまり、不要な決めつけです。
自分は劣っているという、必要のない決めつけをしていることが原因です。
そして、その判断はなんの根拠もない妄想にすぎません。
もしかしたら、正当な評価が下されていないのかもしれませんし、もう少し待てば評価されるかもしれません。
そんなことは誰にもわかりません。
つまり、自己否定というのは、「苦しみ以外何も生み出さない」、「根拠のない妄想に過ぎない」という点から、なんの合理性もないものだと言わざるを得ません。
そんな合理性のないものによって、憂鬱な気持ちになったり、本来の力を発揮できなくなったりしてしまうのです。
自己否定にはデメリットしかないのです。
自己否定を脱する方法
では、自己否定を脱するためにはどのようにすればいいのでしょうか?
そのためには以下の3つの方法をとることが有効です。
体を動かす
体を動かすことで、余計なことを考えなくて済みます。
自分はダメだという自己否定的な思考をシャットアウトすることができるのです。
この時のコツは、身体感覚に集中することです。
例えば、目に映る景色に集中したり、呼吸する感覚に意識を傾けたりすることです。
このように身体感覚に集中することで、余計な思考にとらわれることがなくなります。
広い世界に目を向ける
自分を否定するものというのは、この世界から見ればほんの一部のものでしかありません。
例えば、自分の周りの狭い人間関係や、自分の見える範囲のものでしかなかったりします。
そんなちっぽけなものにとらわれていることを理解するのです。
世界はあなたの考えなんて気にしません。
否定もしなければ肯定もしないのです。
結局、自己否定は思い込みに過ぎないということを理解しましょう。
大事なのはどう行動するか
自己否定は何も生み出しません。
であれば、それにとらわれて行動できないのは、とてももったいないことです。
そのことを理解し、とにかく今この瞬間に何ができるのかを考えましょう。
もし自分に能力が足りないと感じるのであれば、行動するしかありません。
自分に自信がないのであれば、自信をつけるために行動するしかありません。
結局のところ、思い悩んでも仕方がないのです。
とにかく行動することで、余計な考えを排除していきましょう。
今回のまとめ
・自己否定は不要な決めつけに過ぎない。
・自己否定には合理的な理由もメリットもない。
・自己否定を脱するために、以下の3つを実践する。
「体を動かす」
「広い世界に目を向ける」
「今できることに取り組む」
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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