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公開日:
最終更新日:2016/06/19

頭が冴えわたる!思考力を高める4つの習慣

引き続き、「東大家庭教師の頭が良くなる思考法」を紹介していきます。
今回は、思考力を高めるための習慣を見ていきます。

思考力を高める

因果関係を見出す

問題を解決するためには、その問題の原因を明らかにしないといけません。
思考によって問題とその原因の因果関係を解き明かしていく必要があるのです。

このような思考能力を鍛えるためには、日常の出来事の因果関係を見出すことを習慣にするといいです。
例えば、こんな具合です。
「なんだか今日は胃がもたれている→昨日食べ過ぎたからだ→飲み会のあとにラーメンを食べたからだ→…」
掘り下げていく事で、問題の原因が見えてきます。
このように日常のちょっとした問題を掘り下げていく事で、因果関係を見出す能力が磨かれていきます。

問題の原因は自分にあると考える

問題の原因が自分にあると考えることで、思考力を高めることができます。
自分に原因があると考えることで、問題の掘り下げが行えるからです。

例えば、なかなか給料が上がらないという問題を抱えているとします。
もし、原因を外に求めると、
「給料が上がらないのは、上司が自分の頑張りを適正に評価していないからだ。」
というように、上司が悪いという結論で終わってしまいます。
ところが、原因が自分にあると考えると、
「自分の頑張りを上手く上司にアピールできていないのかもしれない。では、どうすればいいだろうか。」
というように、問題を掘り下げが行われるのです。

原因を外に求めると、思考がストップして問題の掘り下げが終わってしまいます。
しかし、原因を自分に求めることで問題の掘り下げが行われ、解決するにはどうしたらいいのか?といったところまで思考が進んでいくのです。

「何のため」を意識する

自分がその行動をすることで、何を得られるのか?
何のために自分は行動するのか?
このように、行動の目的を常に意識することで、「やるべきこと」と「やらなくていいこと」の区別がはっきりします。

自分にはこういった目的があるので、これは絶対にやらないといけない。
逆に、これは世間では重要と思われているけれども、自分には必要のないことだ。
といったように、行動に優先順位をつけることもできます。
また、このようなしっかりとした基準が自分の中にあれば、他人の意見に振り回されることもなくなります
自分の中の基準というしっかりとした軸ができるので、思考がぶれなくなります

曖昧な表現を使わない

曖昧な表現とは、例えば「幸せになりたい」などです。
この場合の幸せとは一体どんな状態のことのなのでしょうか?
これだけでは漠然としすぎていてわかりません。

曖昧な表現というのは、実は大して考えられていません。
しっかりと掘り下げられていないから、なんとなくのイメージしか伝わらないのです。
つまり、曖昧な表現を使うことは思考を途中でストップしていることと同じなのです。

これが習慣化してしまうと、問題の掘り下げを行う時に肝心なところで、思考がストップしてしまいます。
曖昧な表現や、便利な言い回しに逃げないで、「それは一体どういうことなのか?」という定義をしっかりと定めていく事が重要です。

今回のまとめ

思考力を高める4つの習慣
・日常のちょっとした問題の因果関係を解明する。
・問題の原因は自分にあると考える。
・何のためにその行動をしているのかを常に意識する。
・曖昧な表現に逃げないで、しっかりと言葉を定義する。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

東大家庭教師の 頭が良くなる思考法 (中経の文庫)



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