本格的に取り組む前に、本当に効果が出せるのかテストしよう!
こんにちは。
引き続き、「東大家庭教師の頭が良くなる思考法」を紹介していきます。
今回は、問題解決のための行動を実際に行う際のポイントを見ていきます。
小さくはじめて効果をテストする
前回までで問題解決のための行動方針が決まりました。
これが決まったら、次は実際にそれを行動に移してみます。
その際気をつけるのが、最初から全力で取り組まないということです。
本当にその行動で効果が出せるのかをテストするのです。
使用する資源を少なくしたり、失敗した時のダメージを軽減する施策を考えた上で行うなどを考えます。
このテストの結果次第で、その行動を続けるのかどうかを判断します。
これを繰り返すことで、確実に結果を出せる行動のみを行うことができます。
テストの基準を明確にする
テストを行う際には、合格、不合格の基準を設ける必要があります。
基準には「期限」と「達成条件」が必要です。
例えば、勉強を習慣化するというのが目標だとしたら、
期限:1か月後
達成条件:月20日以上勉強している。1回の勉強時間が1時間以上である。
といった感じです。
ここで基準を明確にしないと、検証の結果が信用できないものになります。
「なんとなく頑張ったからいいや」とか「できたと思う」などの主観的な判断になってしまう可能性があるのです。
記録をつける
テストを行うためには、検証するデータが必要です。
そのデータを用意するために記録が必要になります。
例えば、勉強を習慣化したいのなら、毎日の勉強時間を記録することが必要です。
その勉強時間を検証することで、行動が効果的なものかどうかを判断することができるのです。
記録を取る際は、数字などの客観的な指標を採用しましょう。
これにより、テストの結果にブレがなくなり、より効果的な行動を選択できるようになります。
合格した行動を習慣化する
ここまでで、当初に立てた行動指針の合格、不合格が出たかと思います。
次は、合格した行動を習慣化していきます。
習慣化とは意識しなくてもできるようになることです。
何か行動を起こすたびに「やらなきゃ…。」と思うのはしんどいですよね。
習慣化されれば、特に意識しなくても行動を起こせるようになるのです。
例えば、歯磨きなんかがそうです。特に意識しなくても毎日できますよね。
習慣化するためには、最初のうちはつらくてもとにかく続けることです。
続けていくうつにだんだんと慣れてきて、次第に意識しなくてもできるようになってきます。
以下に、行動を続けるためのコツを紹介しておきます。
・自分のやったことを記録する
・スケジュールに組み込み、習慣化させる
・小さなことから始める
・先に犠牲を払う
・タイムリミットを設ける
・作業系は短時間を繰り返す
・取り組みやすい環境を作る
・お気に入りの道具をそろえる
・たまには環境を変えてみる
・計画の半分を達成できたら上出来
・トラブルとその対処法を想定しておく
・短いスパンで目標を立てる
・具体的な行動に落とし込む
・努力の成果は遅れてやってくる
・途中で辞めるのはもったいない!
今回のまとめ
・行動を本格的に始める前に、それが効果的なのかをテストする。
・テストの際は、「期限」と「達成条件」を明確にする。
・テストにはデータが必要。そのために、日々の行動を記録する。
・テストに合格した行動は、習慣化させる。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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