心のままに生きればいい

感情を押し殺すのはもうやめよう!心のままに生きれば上手くいく。

心のままに生きればいい

「言いたいことを言えない」
「自分が本当にやりたいことができない」
「いつも自分を押し殺してしまう」
あなたはそんな悩みを抱えていませんか?

感情を押し殺してしまうと、いいことがありません。
ストレスから体調を崩してしまうかもしれません。
酷い時にはうつ病になってしまい、今まで通りの生活が送れなくなるかもしれません。
何よりも、生きる源泉である感情を押し殺してしまえば、楽しく生きることができなくなります
自分が思ったことを素直に表現できないのは、辛いですからね。

では、どうすれば感情を押し殺さず、思ったままに生きることができるのでしょうか。
そのためのキーワードとなるのが、「頑張らない」ということです。

頑張らない生き方とは、どのようなものなのか。
なぜ、そうすることで感情を押し殺さずに生きていく事ができるのか。
今回は、そうした頑張らない生き方についてみていきます。

感情を押し殺す「頑張り」をやめよう

なぜ、頑張らないことによって、自分の感情を押し殺さずに生きていく事ができるのでしょうか。
それを考える前に、まずは「頑張る」とは何かを考えてみましょう。

頑張るというと、「目標に向かって努力する」などのいいイメージがあると思います。
そういった頑張りは、当然いいものですし、やめるべきではありません。
では、やめるべき「がんばり」というのはどういったものなのでしょうか?

それは「感情を思考で押さえつけて無理をすること」です。
たとえば、やりたくないと思っているのに、それを頭で押さえつけて無理やりやっているような状態です。
本当はやりたくない仕事、本当は参加したくない飲み会、本当は取りたくもない資格のための勉強…
これをしてしまうと、一時的には感情をコントロールしているように見えます。

しかし、このような頑張りは長くは続きません
結局、感情が爆発し、コントロール不能になり、それに振り回されることになります。
たとえば、体調を崩したり、急にうつ病になったり、死にたくなったり。
また、爆発する前も、感情を押さえつけることによって鬱憤がたまるので、憂鬱な気持ちになります。
人にきつく当たってしまうこともあるでしょう。
そういった人の周りには誰も集まってきません。
つまり、充実した人生を歩むことができないのです。

そして、感情を押し殺すことを続けることで、自分が一体何をしたいのかがわからなくなります。
自分は何をすると楽しいのか、何をされると悲しいのか。
自分はいったい何を求めて生きているのか。

感情は生きる意欲の源
でもあります。
楽しい思いをしたいから、悲しい思いをしたくないから人は頑張れるのです。
その源泉でもある感情を押し殺し続けたら、当然生きる意欲もなくなってしまいます
果たして、そんな人生に生きる価値はあるのでしょうか。

頑張ることは、素晴らしいことです。
しかし、このような感情を無視した頑張りは、自分を幸せから遠ざけてしまうのです。

感情を殺した努力

不安要素を考えるのをやめよう

感情を押し殺すと、幸せな人生を歩んでいけないことがわかりました。
では、どうすれば感情を押し殺さずに生きていく事ができるのでしょうか。

感情を押さえつけてしまうのは、私たちがいつも思考に頼りすぎているせいです。
思考に頼りすぎているため、本当にやりたいことよりも、それに対する不安要素などを考えてしまうのです。
「新しいことをはじめたいけど、上手くできなかったらどうしよう…」といったように。

また、私たちは自分の感情を殺して、やりたくないことをやることが美徳だということを教え込まれてきました。
これもまた、自分の感情を押さえつけてしまう原因になります。

このように、私たちは無意識的に感情を押さえつけてしまう傾向があります
そのことを意識したうえで、「自分が心からどう思っているのか」を見ていかないといけません。
そして、その通りに生きていく事が楽しく生きていくためのコツなのです。

「でも、やりたくないことから逃げて、やりたいことだけやっていたらダメなんじゃないの?」という方もいるかと思います。
本当にそうか考えてみましょう。

例えば、働きたないという人の場合を考えてみます。
この人は働きたくないという感情に従って生きています。
たしかに、これだけ見れば、ただの何もしていない人です。

しかし、この人の感情は何かをしたくないというものだけなのでしょうか?
おそらく、それと同時に、またそれ以上に「何かをしたい」という感情もあるはずです。
例えば、本を書きたいとか、絵を描きたいとか、旅行をしたいとか。

だったら、その感情のままに生きてみたらどうでしょうか。
嫌々働くよりもずっと豊かな人生が待っているように思えないでしょうか。
実際に働かないかどうかは置いておいて、自分が何をしたいかを知ることは重要でしょう。

この時、注意したいのが「そんなので生きていけるわけがない」などと考えないことです。
これは思考は、やりたいことよりも不安要素に注目が行ってしまっている状態です。
このような考えを突き詰めていくと、自分が一体何のために生きているのかがわからなくなります

生きるために働いてお金を稼いでいるのだとしたら、一体何のために生きているのか?
働くことに人生のほとんどを費やすのであれば、自分の人生は仕事をするためにあるのだろうか?
生きることは、幸せをつかむための手段であるはずなのに、生きることそのものが目的になってしまうんですね。

不安に注目してしまうと、人生がつまらなくなってしまいす。
これは、せっかくの日曜日だというのに、明日の仕事のことが気にかかって思い切り楽しめないというのに似ています。
ずっとそんな人生を送るのは嫌ですよね。
こんな人生では楽しい時間が1秒もありません。

まずは難しく考えず、「自分がどうしたいのか、そしてそれはなぜなのか」をしっかりと見つめることが大事です。
そのためにも自分の感情の声に耳を傾けることを習慣づけましょう。

自分の感情を否定しない

どうすれば気分が良くなるのかを考えよう

自分のやりたいことだけを考え、不安要素については一切考えない。
そうすることで、自分の感情に素直に生きていく事ができます。

でも、自分がどうしたいのかがわからないという方もいらっしゃるかと思います。
私たちは、自分を押し殺すことを美徳として教え込まれてきた。
いきなり自分のしたいことを考えろと言われても、すぐには出てこないでしょう。
そういった場合は、「あなたはどうすれば気分がよくなるか?」を考えていくのがいいです。

やらなければならないことがあるのだけれども、どうしてもやる気が出ないなどという場合。
それをやるのとやらないので、どちらが気分がよくなるのかを考えましょう。
この時も、思考が感情を押さえつけようとします。
「やらなければいけないことなのだから、サボるなんてことはあり得ない」というように。

しかし、この「やらなければならない」というのはどこから来たものなのでしょうか?
本当に自分が考えた結果、やらなければならないと思ったのでしょうか。
そうではなく、誰かから刷り込まれたものなのではないでしょうか。
だとしたら、それに従う必要はありません。
自分の素直な気持ちに従いましょう。

このように、自分の感情としっかり向き合い、気分がよくなる方を選択していくことが大事です。
これを積み重ねていく事で、感情との付き合い方が上手くなり、自分がどうしたいのかが見えてきます
なので、自分がどうしたいのかがわからない場合は、どうしたら気分がよくなるかを考えて行動してみることオススメします。
自分の行動を誰かに刷り込まれた価値観に委ねてはいけません。

どうすれば気分が良くなるか

感情を押し殺すのは、もうやめよう

一番はじめに、「頑張ることをやめよう」という話をしました。
これは、本当は「感情を押し殺した頑張りはやめよう」という意味です。
自分が心からしたいと思って努力をしているのであれば、気分が鬱屈とすることもないですし、前向きな気持ちになれます。

一方で、自分に鞭を打って、感情を押し殺して努力をしている人は、後ろ向きな気持ちになっていきます。
「俺はこんなに頑張っている!」と思いながら努力しているので、努力をしない人を見下す傾向がありますし、成果が出ないと気分も安定しません。
つまるところ、感情を押し殺すと気分がよくないのです。

気持ちよく生きていきたいなら、感情をしっかりと受け止めて、それを受け入れることが大事です。
どんなに知能が発達しても、人間は感情の生き物です。
人間として幸せに生きるには、まずは感情の声を聴けるようになる必要があります。
日々の生活の中で、「自分が本当はどう思っているのか」を意識するだけでも変わってくるはずです。

大切なのは、気分よく生きていくことです。
そうすることで、自分が何を望んでいるのかが見えてくるからです。
気分が良くなるためには、自分が心地いいと思ったことを感情で選択する必要があります。
その選択の積み重ねによって、自分が望んでいるものがはっきりとしていくのです。
そのためにも「感情」を大事にしていきましょう

自分の感情を大事にしよう

今回のまとめ

感情を押し殺さないために
・無理して感情を押さえ込まない。
・自分が本当はどうしたいのか、どう思っているのかをしっかりと見てやる。
・どうしたら気分が良くなるかを考えながら生きる。
・感情を無視し続けると、自分が何を望んでいるのかがわからなくなってしまう。

生き辛い人に読んでもらいたい1冊

感情を押し殺すことの恐ろしさ、そして感情に従って生きることの素晴らしさがわかってもらえたかと思います。
あなたも、これからは感情を大切にして生きていこうと思われたかもしれません。

しかし、実際に感情に従って生きていくのは難しいことです。
それには、いろいろな理由があります。
・感情よりも思考を優先してしまう習慣があること。
・小さい頃から、感情を押し殺すことが美徳と教え込まれたこと。
・感情のままに生きて、社会的な生活が送れるのかという不安。
など様々です。

今、感情をたいせつにして生きていこうと思っても、このような障害に阻まれ思うようにはいかないでしょう。
そして、そのうち
「感情のままに生きるのなんて無理だ。
やっぱり感情を押し殺して生きていくしかないんだ…」
などと諦めてしまいます。

感情を捨ててしまえば、また生きがいの無い人生に逆戻りです。
そんな一生を過ごすのは辛いですよね。

では、どうすればそうした障害に負けずに、自分を貫き通すことができるのか。
そのために必要なのは、自分に対する納得感です。
自分はこのままでいい、自分はこの生き方でいい。
そうした納得感です。

このような納得感があれば、目の前の障害にいちいち怯むことはありません。
自分の心に素直に生きていく事ができます。
本書では、そうした自分への納得感の持ち方にはじまり、どうすれば生き辛い人生から脱却できるかをまとめました。

気を張らずに30分くらいで読める内容となっています。
また、KindleUnlimitedなら、無料で読むことも可能です。
生き辛さを感じている、特に若い世代に是非読んでもらいたい1冊です。


「生きる」を考える

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