「傲慢」は能力の低下を招く、悪い習慣です
こんにちは!
引き続き「金持ち父さん 貧乏父さん」から。
今回は、経済的安定を阻む最後の要因「傲慢」についてみていきたいと思います。
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傲慢とは?
まずは「傲慢」について考えてみます。
傲慢とは以下のような状態のことをいうかと思います。
・自分が有能だと思い込んでいる
・これ以上学ぶ必要がないと思っている
・これ以上経験する必要がないと思っている。
・根拠なく「自分はなんでもできる」と思っている
一言で言うなら、「自分の能力を過信して、これ以上努力する必要がないと思い込んでいる状態」と言えるでしょうか。
傲慢になると能力が下がる
では、傲慢になってしまうとどんなデメリットがあるのでしょうか。
以下のようなことが考えられます。
・学ばなくなる
・行動しなくなる
・成長しなくなる
まず、自分は十分だという思い込みから、学ぶことを辞めます。
学習を辞めることは「知ること」を辞めることと同じです。
今までの記事でも繰り返し、人生の優位性は「知っていること」だと述べてきました。
それを辞めてしまうのは、自分で自分の首を絞めているようなものなのです。
そして、行動しなくなります。
その原因は「根拠のない自信」です。
傲慢になると、「自分は何でもできる」というある種の全能感のようなものを持ってしまいます。
それにより、やったことのないようなことでも「できるに決まっている」という妄想にとらわれてしまいます。
しかも、できると思うくせに行動には移さないのでたちが悪いです。
学ばない、行動しない人間は成長しなくなります。
新しいことを学ばず、経験もしないとなってしまえば、成長できないのは当然ですね。
しかも、環境は常に変化を続けるので、相対的な能力は下がっていきます。
つまり、傲慢になるとどんどん能力が下がっていってしまうのです。
傲慢になるのは「見ている世界が小さい」から
では、なぜ人は傲慢になってしまうのでしょうか。
直接の原因は「自分が有能だと思い込んでしまう」ことです。
自分が有能だと思うには比較対象が必要です。
自分よりも劣っている(ように見える)人たちが側にいれば当然自分が有能だと思ってしまうでしょう。
また、自分より優れた人が目の見える範囲にいなければ、自分が一番だと思ってしまうでしょう。
ここで重要なのは、「自分の見える範囲」ということです。
自分より優れた人がいたとしても、それが自分の目の届かない範囲だと認識できないのです。
このようにお山の大将のようになってしまうのが「傲慢」と言えます。
井の中の蛙と言ってもいいでしょう。
要するに「見ている世界が小さいこと」が原因なのです。
傲慢にならないためには常に学び、行動することが重要
先ほど傲慢の原因は「見ている世界が小さいこと」だとお話ししました。
であれば、傲慢にならないためには見ている世界を広げることが重要になります。
具体的にはもっとレベルの高い組織に入るなどが考えられるでしょう。
また、外の世界を知るというのも効果的です。
そのために色々な本を読んだり、人から話を聞いたりするのを習慣づけるといいです。
つまり、学び、行動することが有効ということです。
感想・まとめ
今回は「傲慢」について見てきました。
傲慢になるのは百害あって一利なしなのですが、自分がそうなってしまうと意外と気づかないものです。
例えば、他人の失敗を目にして、「馬鹿だなぁ」などと思う人は要注意です。
その言葉の裏には「馬鹿だなぁ。俺だったらもっとうまくやるのに」という根拠のない自信があるものです。
道徳的に「人を馬鹿にしてはいけない」という考えに共感できない人でも、「自分の能力が下がるから人を馬鹿にしてはいけない」という考えなら納得いくのではないでしょうか。
尖った言葉や思いは回りまわって自分に返ってくるのですね。
私も気を付けていきたいです。
次回も引き続き「金持ち父さん 貧乏父さん」を紹介していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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