なぜ人は怠けてしまうのか?めんどくさいをなくすための3つのコツ
「怠け癖を直したい」
そのように思う人は多いかと思います。
怠けずに、計画したことをしっかりとこなせれば、もっとちゃんとした人生が送れたはず。
そのように思う方も多いでしょう。
では、わたしたちはなぜ怠けてしまうのでしょうか。
やった方が絶対にいいとわかっていても、何かと言い訳をして、それをやるのを先延ばしにしてしまうのはなぜでしょうか。
そこで、今回はなぜ怠けてしまうのか、そしてどうすれば怠ける心を律することができるのかを見ていきます。
目次
わたしたちはなぜ怠けてしまうのか
わたしたちは、どうしてやった方がいいと知りながら怠けてしまうのでしょうか。
その根底にあるのは、「めんどくさい」という気持ちがあります。
たとえば、
試験があるのに勉強に身が入らない時
出かけるので準備をしないといけないけど、なかなか取り掛かれない時
早く仕事を終わらせないといけないのに、手が進まない時
これらに共通するのは「めんどくさい」という気持ちです。
もちろんこれらのことはやった方がいいです。
勉強はしないよりはした方がいいでしょう。
自分の将来に直結してきます。
しかし、勉強をすることのメリットよりも目の前のめんどくさいという気持ちの方が強い。
だから、わたしたちは勉強を怠けてしまうのです。
わたしたちが怠けてしまう原因。
それは、めんどくさいという気持ちです。
では、どうすればめんどくさいという気持ちを乗り越えて行動を起こすことができるのでしょうか。
めんどくさいを分析してみよう
めんどくさいを克服する方法を見ていく前に、めんどくさいという気持ちを深く分析してみましょう。
分析することで、その対策も見えてくるのです。
たとえば、勉強をすることに対しめんどくさいと感じるのはなぜでしょうか。
その理由を考えてみましょう。
まず考えられるのが、単純に面白くないということです。
世の中には楽しくて刺激的なことがたくさんあります。
テレビ、ゲーム、スポーツ、友だちとの飲み会…
それに比べたら、勉強というのは地味なものです。
興味のあるものであればいいですが、そうでないものを勉強するのは苦痛でしょう。
そんなことをするくらいなら、もっと楽しいことをした方がいいです。
楽しいことをわざわざ我慢して、面白くないことをする。
そのことに、めんどくささを感じているのではないでしょうか。
次に考えられるのが、メリットがわからないということです。
勉強をした方がいいというのはなんとなく理解していることかと思います。
しかし、具体的に何の役に立つのかと言われると、ちゃんと答えられないのではないでしょうか。
いい大学に入るには勉強は必要ですが、ではなぜいい大学に入る必要があるのか。
いい大学に行けば、いい会社に入れる可能性は高くなるが、ではなぜいい会社に入りたいのか。
そう言った具体的な話になると、明確な答えを出せないです。
メリットがよくわからないのに、わざわざ時間を割いてつまらないことをしようとは思えませんよね。
また、優先度が低いというのも一つの要因でしょう。
勉強はやった方がいいけど、別にやらなくても直近困りません。
そんなことよりも、仕事や家事、子供の世話などやらなければいけないことは山ほどあります。
そうした重要なことをこなしているうちに勉強をする時間が無くなります。
それに、やらなくても困らないので積極的に時間を作ろうとはしません。
早起きしたり、仕事の効率を上げれば時間は作れますが、そこまでして勉強をしようとは思わないのです。
このように考えると、めんどくさいという気持ちは、以下の3つの原因があると言えます。
・面白くない
・メリットがわからない
・優先度が低い
では、これらの分析結果をもとに、どうすれば怠け心を律することができるかを考えていきましょう。
怠け心を律する方法
私たちが怠けてしまうのは、以下の原因があります。
・面白くない
・メリットがわからない
・優先度が低い
では、これらの原因をつぶすことができれば、めんどくさいを克服できるのではないでしょうか。
そこで、これらの原因をどうすればつぶせるかを考えてみましょう。
作業が面白くなるよう工夫する
めんどくさい原因の一つは作業が楽しくないことです。
では、どうすれば作業が楽しくなるのかを考えてみましょう。
人が楽しいと感じるのは、何かしらの欲求が満たされる時です。
おいしいものを食べたい、寝たい時に寝たいといった、生理的欲求。
人よりも優れていることを確認することにより感じる、優越感。
人と話したり、認められたりすることで得られる、承認欲求。
こうした欲求が満たされた時、人は楽しいと感じるのです。
ですから、何とかしてこうした欲求を目の前の作業で満たせないか考えてみるのです。
たとえば、
・目標を立ててやる。達成することにより自信が得られる。
・記録を付ける。実施時間などがたまっていくことに快感を覚える。
・仲間と一緒にやったり競い合ったりすることで、承認欲求を得る。
などといった感じです。
また、作業自体が楽しくなるわけではないですが、ご褒美を用意することも有効です。
たとえば、その作業を終えたら、おいしいものを食べるとか、遊びに行っていいとかの褒賞を自分に与えるのです。
そうすれば、作業自体は面倒だけれど、やる気は出ます。
メリットを感じられるよう工夫する
めんどくさいと感じてしまうのは、それにメリットを感じないからです。
また、メリットがあったとしてもそれが遠い先の話だと実感がわかず、結局やる気につながりません。
たとえば、健康に気遣うことは長い目で見て大事なことです。
しかし、健康に気を使わなかったからと言って、すぐに困るかというとそんなことはありません。
想像もできない将来のことを考えるよりも、今を楽しんだ方がいい。
そのような気持ちが勝ってしまいます。
メリットが感じにくいのは、それがずっと先のことだからです。
では、これを身近に感じられるようになれれば、やる気も続くはずです。
たとえば、将来の健康のために暴飲暴食をやめるのではなく、1週間後に1kg痩せるためとか、血圧を少し下げるため、といったように近い将来でのメリットを考えるのです。
そうすれば、老後のために健康を気遣う、よりはメリットを感じやすく、やる気も出ます。
やる時間を確保する
めんどくさいことを後回しにしてしまうと、結局やらずじまいになってしまいます。
普通は、大事なことや優先度の高いことからやっていきます。
そうすると当然ですが、時間が無くなります。
時間がなければ、めんどくさいことをわざわざしようとは思いません。
寝る時間を削ったり、食事の時間を削ったりしてまでやりたくないですからね。
優先度の低い作業をするためには、1日の1番はじめにするのが肝心です。
1日のはじめだったら、時間がないという言い訳はできません。
当然、その分の時間はあとに控える優先度の高い作業にしわ寄せとなってきます。
しかし、優先度の高い作業であれば、時間がなくても何とかやろうとするはずです。
重要な仕事や子供の世話などを、重要な仕事を「やらない」という選択肢はないですよね。
だから、時間を作ったり、効率を高めたり工夫をするようになるのです。
これが優先度の低い作業だとこうはいきません。
時間がないからやらなくていいかとなるはずです。
1日のはじめに無理やり時間を確保することで、めんどうな作業も確実にこなせるようになります。
それでもやる気がでないなら、それはやらなくていいこと
ここまでめんどくさいを克服する方法をいろいろ紹介してきました。
しかし、これのテクニックを使っても、やっぱりやる気が出ないということもあるかと思います。
だとしたらそれはやらなくいいことなのかもしれません。
目の前のめんどくさい作業が、やるべきことか、やらなくてもいいことなのかを判断するためには以下のことを考えてみるといいです。
・それから逃げ続けた将来を考えてみる
・ほんとうに大切かどうかを良心で考える
・いつかはやらなきゃいけないと思っているかどうか
これらのことを考えても、なおやる気が出ないのであれば、それは無理にやる必要なないことなのです。
やりたくもないことを無理にやっても仕方ありません。
面白くないし、成果も出ないです。
だったらもっと自分のためになることをした方がいいです。