b00k.jp ~積み上げ式読書ノート~
公開日:
最終更新日:2016/06/19

頭を鍛えたいなら、自分を追い込んでみよう!

今回も「金持ち父さん」より。

金持ち父さん貧乏父さん

前回、今回から「お金について知る」ことについて見ていくと言いましたが、少し気になる部分があったので、そこを紹介します。

今まで本書のストーリーについて全く触れていませんでしたが、この本は二人の少年が金持ち父さんから、金持ちになるための教えを受けるというものです。
その一環として、二人は金持ち父さんの経営する店でただ働きをさせられています。

このままでは、ずっとただ働きのままだと考えた二人は、どうにかしてお金を稼げないかと考えをめぐらせます。
そして、その店で廃棄する予定の雑誌を譲り受け、それを使って今でいう漫画喫茶のようなものを始めます。
今回はこの部分について考えてみましょう。

上記にあるように、金持ち父さんは二人が頭を使うようにするために、ただ働きをさせていました
では、なぜ二人は頭を使ったのでしょうか?
それは、お金がもらえないからです。
お金がもらえないという状況が二人の頭をフル回転させたのです。

もし、二人が決まった給料をもらっていたらどうなっていたでしょうか。
おそらく頭を使ってお金を稼ごうとはしなかったはずです。
むしろ、もっと給料が上がるように、あるいは解雇されないかという恐怖から一生懸命働いたかもしれません。

ここから言えることは、人間は必要に迫られないと頭を使わないということです。
中途半端に安定してしまうと、思考停止の状態になってしまうのです。
いわゆる「ゆで蛙」の状態です。

私たちも、知らず知らずのうちに思考停止に陥っているのです。
前にもお話ししましたが、私たちの頭は最強の武器です。
それを使わなかったら私たちにいったい何ができるのでしょうか?

思考停止に陥らないよう日々気を付けることが重要です。
あるいはそうならないように、過酷な環境に身を置くことも一つの方法かもしれません。

感想・まとめ

成功者の言葉でよく、「とにかくやってみる」というものがあります。
これは、「とにかくやってみて自分を追い詰めることで、頭を使わざるを得ない状況にする」ということを言っているのかもしれません。
頭を使えば、何とかなるのです。
だって頭は私たちの最強の武器なのですから。

ですが、お金を稼ぎたいからという理由で、自分の収入をゼロにするというのはリスクが高すぎます。
そこまで自分を追い詰めなくても何とか頭を働かせる方法はないでしょうか?

考えられるのは、日常生活で少しずつ自分を追い込んでいくというものです。
例えば、目標と達成期限を人に宣言するなどです。
できれば少し難しい目標の方がいいでしょう。その方が達成するためにどうしようか頭を使いますから。
言ってしまった以上、達成しなければいけないというプレッシャーがかかりますが、達成できなかったところでリスクはありません。
失敗した場合、「あいつは口だけの人間だ」なんて言われるリスクはありますが…。

あるいは先に犠牲を払うというのもいいかもしれません。
例えば、高いお金を払って何かを手に入れれば、どうにかして元を取ろうと頭を使うはずです。
できれば期限のあるものがいいですね。無期限だと「後でいいか」と先延ばししてしまいますからね。
この辺りは「努力が勝手に続く仕組み」の作り方でも詳しく紹介しています。

それでは、次回も引き続き、「金持ち父さん 貧乏父さん」を紹介していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

金持ち父さん貧乏父さん



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