感情の支配を逃れ、思考に基づいた行動をしよう!
前回、自分が進むべき道を歩くためには、「感情に支配されないで行動する」ことが大事だというお話をしました。
では、感情に支配されないためには一体どうしたらいいのでしょうか?
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感情とは一体何か?
まずは「感情」について少し考えてみましょう。
感情の特徴は反射です。
反射神経とかの反射です。無条件に瞬間的に反応するということです。
感情は緊急の時には、私たちの身を守る役割を果たします。
身の危険を感じた時、すぐに逃げるなどです。
このように、感情にはもちろんいい点もあるのです。
しかし、いつも感情にまかせていると問題が起こります。
感情は今この瞬間の問題を解決しようと働くだけなので、それにばかり頼ると背後にあるもっと大きな問題を見過ごしてしまう可能性があります。
だから、私たちは普段は感情にまかせて生きるべきではないのです。
感情とは何か?を簡単にまとめると以下のような感じになるでしょう。
・長所:瞬間的に行動を起こすため、緊急時に身を守ってくれる。
・短所:目の前の問題だけに反応するので、頼りすぎると長期的に損をする。
感情にとらわれないためには
では感情に支配されないためにはどうしたらいいのでしょうか?
答えは簡単で、ものごとに対して反射的に反応しないことです。
一呼吸置くのです。
感情的な反応を理性で抑えた時点で、以降の行動は反射ではなくなります。
「思考」に基づく行動となるのです。
しかし言うのは簡単ですが、感情の反射を抑え込むのは難しいです。
攻撃されれば怒りが沸きますし、不穏な空気を感じたら恐怖にとらわれてしまいます。
これは人間として当たり前のことです。
なので最初は自分が感情に支配されていることに気付くことから始めましょう。
その瞬間に気づかなくても構いません。
後から「あの時は感情に支配されてしまっていたな…」と思うのでもいいのです。
そうしたことを繰り返すことで、確実に感情にとらわれにくくなっていきます。
「思考」に基づく行動はいい結果を生む
感情をおさえた後の行動は「思考」に基づく行動です。
ものごとを一歩引いた立ち位置で考えるので、冷静な判断が可能です。
例えば、誰かに批判されたということに対し、理性的に対応すると、
・なぜ批判されたのか
・その批判を受け改善することで、さらによくなるのでは
・そもそもその批判は、とりあうだけの明確な根拠はあるのか
など建設的な行動をとることができます。
つまり、物事に対し、自分にとってプラスになるような反応ができるのです。
感情の支配を逃れ、思考に基づく行動をすることで、確実にいい結果を得ることができるのです。
感想・まとめ
今回は、感情をおさえ、思考に基づく行動を行うことの重要さについてでした。
思考に基づく行動をすることで、自分にとっていい結果を得ることができます。
では、考えて行動しさえすればいいのかというと、実はそれも違います。
思考に基づく行動には、さらに次の段階があります。
それは「心」に基づく行動です。
次回は、その「心」に基づく行動について紹介していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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