こんにちは!
今回は、ニューヨークタイムズのNo.1ベストセラーとなった超有名な「金持ち父さん 貧乏父さん」をご紹介したいと思います!
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この本は、「いい学校を卒業し、いい会社に入る」といった今までの価値観を否定しています。
このような考え方は、この時代にはそぐわないというのです。
本書では、そのような時代にどう考えて、生きていけばいいのか?といったことを「金持ち父さん」「貧乏父さん」の二人の人間を通して説明していきます。
これからの時代にあった考え方を知ることは「自分の運命を自分でコントロールできる」ということを意味します。
自分の人生を自分で決めることができるのです!
「今の仕事を続けて本当に大丈夫なのだろうか?」、「将来に対して漠然とした不安がある」、「自分の人生を生きている気がしない」という人は必見です!
また、今の仕事が気に入っているという人も、考え方を広げるという意味でお勧めできる本です。
その仕事しか知らないのと、広い考え方を知ったうえで、それでも今の仕事がいいと思うのでは大きな差があると思うからです。
それでは、さっそく内容のほうを見ていきましょう。
「いい学校に行って、いい企業に入る」は時代遅れ?
皆さんの考える「いい人生」とは何でしょうか?
幸せな家庭を築く、自分のしたいことをする、理想的な老後をおくる…
人によって様々かと思います。
ですが、それらの土台になっているのは「経済的安定」です。
要は「お金があるという状態が将来にわたって保障されている」ということです。
では、経済的安定を得るためにはどうすればいいでしょうか?
私を含め多くの方は、「いい学校を卒業して、いい企業に入る」ということを教えられてきて、それが正解だと思っています。
しかし、本書ではそれは時代遅れの考え方だとしています。
たしかに時代は変わりつつある。それなのに、親が子に与える忠告は変わっていないのだ。
就職すれば食うのに一生困らない時代は終わった。
理由はいろいろあります。
例えば、昨今では大規模リストラや早期退職の勧告など、終身雇用が崩壊しつつあります。
詳しくは述べませんが、これには「株式会社という組織形態」、「経費削減」、「労働のIT化」などの要因が関係していると思います。
株式会社では株主が一番権限を持っています。
株主の興味はその企業がどれだけ利益を上げられるかです。
利益を上げるためには経費を削減する必要があります。
経費とは人件費、つまり従業員の給料が大部分です。
では経費を減らすためにはどうすればいいかとなると、早い話従業員をクビにしてしまえばいいわけですね。
さらにIT化の台頭もあり、労働がコンピュータにとってかわられています。
つまり、従業員をクビにしてもコンピュータが仕事をしてくれるから問題ないんですね。
今は人にしかできない仕事も多いですが、ITの進化のスピードは目覚ましいので、そういった仕事はどんどん減っていくと思います。
なにせ、人工知能が絵をかいたり、ヒットチャートに乗るような曲を作ったりする時代ですからね…。
それでも従業員としてやっていこうと考えるなら、その少ないパイを奪うために過酷な競争に勝たないといけません。
これはなかなかしんどいです。
このような理由から、いい企業に就職して従業員としてやっていくというのは「環境的に難しくなっている」「熾烈な競争を余儀なくされる」という問題をはらんでいます。
しかも経済的安定は前ほど保障されていないわけです。
いまの子供たちは時代遅れの教育システムの中で、将来けっして使うことのない知識を学び、もはや存在しない世界で生きるための準備をして何年ものときをむだに過ごしている。
学校の教育は、優秀な従業員を育成することが目的となっています。
前述したとおり、これからの時代、従業員としてやっていくのはなかなか大変ですし、メリットも少ないわけです。
そのために10年以上の時間をかけて教育することは時間の無駄というのが本書の主張なわけです。
自分の人生をコントロールするには「お金の知識」が必要
では、今後私たちはどうすればいいのでしょうか?
本書では「お金について知る」ことを重要視しています。
お金について知ることにより、「経済的安定」を得ることができ、「自分の人生を自分でコントロールできる」ようになります。
お金のことについて知らないと、昇給と昇進を目指して長時間がむしゃらに働く。人事評価をよくするために自分を犠牲にして、会社の都合に合わせる生活が待っています。
自分のことを自分で決められない人生なんて考えただけで、ゾッとしませんか?
この生活を抜けるためには、お金の知識、つまり「会計」と「投資」の知識が必要であると、本書では述べています。
これらの知識を身につけることによって、安定しているから、福利厚生がしっかりしているからといった理由で、魅力を感じない仕事をしなくてよくなります。
そして、「自分が心からやりたいと思ったこと」をしながら生活することができるのです!
具体的な「お金の知識」については次回以降の記事で紹介していく予定です!
私たちは税金のために4ヶ月も働いている!?
少し話が飛んでしまいますが、是非紹介したいので。以下本書より税金に関する部分の引用です。
税金が私たちにとって最大の支出だというのは本当だ。
実際のところ、大部分の一般家庭の稼ぎ手は一月から五月の半ばまで、ただ税金を払うため、いわば政府のためにだけ働いている。
だからこそ新しい考え方が必要のなのだ。
さすがにそれはないだろうと思いましたが、一応源泉徴収票を確認してみました。
3割近く税金で持ってかれています。
所得税、住民税、国民年金、厚生年金etc…
私たちは1年の3割、つまり約4カ月も税金のために働いていたのですね…。
これは衝撃でした。
金額で見ると、毎月少し引かれているくらいの感覚でしたが、労働時間で見てみると4カ月間は自分の収入につながっていないわけですね…。
この問題も、本書の考え方を身につけることで解決できます。
感想・まとめ
感想の前に、そもそもこの本は信頼できるものなのか?と思う方もいらっしゃると思うので、簡単に著者の紹介をしたいと思います。
ロバート・キヨサキという方で、簡単な経歴は以下のようになっています。
・米国海兵隊
・一般企業
・会社を設立(サーファー用の財布販売)
・教育企業を設立
・引退→ベストセラー作家、投資家
wikipedia 「ロバート・キヨサキ」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%A8%E3%82%B5%E3%82%AD
金持ち父さん 貧乏父さんオフィシャルサイト「RICH DAD」 著者紹介ページ
http://www.richdad-jp.com/about/
またこの「金持ち父さん 貧乏父さん」の他にも「金持ち父さんシリーズ」を複数刊行しており、どれもベストセラーとなっているそうです。
ロバートは47歳という若さで引退したあと、大好きな投資を続けていた。
この「引退」中に書かれたのが、ニューヨークタイムズのNo.1ベストセラー「金持ち父さん 貧乏父さん」だった。
続いて「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」、「金持ち父さんの投資ガイド」を執筆、この3冊はすべて、ウォールストリート・ジャーナル紙、USAトゥデイ紙、ニューヨークタイムズ紙のベストセラーリストに同時にトップテン入りを果たしている。
ものすごい実績を上げている方なので、信頼には足るのかなと思います。
ただ、信頼できるかどうかは関係なく、とりあえず試してみるという考え方も個人的にはアリかなと思っています。
試してみてだめなら、別の方法をとればいいわけですしね。
では、次回は「お金についての具体的な知識」について紹介できればと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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