詰め込みすぎの計画は百害あって一利なし!
こんにちは!
今回も引き続き、「勉強がしたくてたまらなくなる本」を紹介していきます。
![]() |
なにかを達成しようというとき、当然計画を立てるかと思います。
「あれも必要だし、これもやらないといけない…」なんて考えていって壮大な計画を立てるけど、結局実行できずに終わってしまう…。
私はいつもそんな感じになってしまうのですが、同じような方も多いのではないでしょうか?
これは計画を立てる時に気分が高ぶっているのが原因なんですよね。
で、いざ実行しようとなるときは、そこまでの気持ちは維持できない。
計画を立てる時と実際に行動するときの気持ちのギャップが大きいから失敗に終わってしまうのですね。
では、どんなことに気を付けて計画を立てたらいいのでしょうか?
それを今回は紹介していきます!
目次
・計画の半分を達成できたら上出来!
・トラブルとその対処法を想定しておく
・短いスパンで目標を立てる
・具体的な行動に落とし込む
計画の半分を達成できたら上出来!
冒頭で計画が失敗に終わってしまうのは、気持ちのギャップが大きいからということをお話ししました。
つまり、計画の段階でやらないといけないことを作りすぎているのです。
私もよく無謀な計画を立ててしまいます。
例えば資格を取るために計画を立てます。
「朝早く起きて1時間、電車の中で往復1時間、昼休みに1時間、家に帰ってきて2時間…よし、1日5時間勉強できるぞ!」
まぁ、当然無理です。
目標に対するモチベーションが高いほど、こうなってしまう可能性が高いので、注意が必要です。
なので、本書では計画を立てたらそれを1日寝かせることを推奨しています。
日を置いて、冷静になってみると「これは無理だな…。」と我に返ります。
我に返った後で、計画を作り直します。
本書では当初の計画の50%くらいで十分と述べていますが、これは計画の無謀具合をみて調整するのがいいのではないでしょうか。
50%って少ないんじゃないの?と思う方もいるかと思います。
ですが、実は50%もやれば結構な量になるのです。
例えば、先ほど挙げた私の例を見ても、半分達成できれば1日2.5時間も勉強することになります。
試験まで3カ月あると仮定して、単純計算90日*2.5時間=225時間も勉強しています。
これだけの時間勉強すれば、過去5年分の過去問を回す+足りない知識の補充くらいは十分にできます。
つまり、計画の半分も達成できたら上出来なわけです。
トラブルとその対処法を想定しておく
何かを達成しようとするとき、トラブルは避けて通れないものです。
勉強で言えば、風邪をひいてしまう、急な飲み会や出張が入ってしまった、家庭の事情などなど。
こうしたトラブルがあると、それをきっかけにそれまで続けてきた勉強もやらなくなってしまうなんてことにもなりかねません。
そんなことにならないために重要なのが、「トラブルとその対処法を想定しておく」ということなのです。
例えばよくあるものとして、スケジュールに予備日を設けるというものがあります。
例を挙げると、平日は普段通りに計画を進め、休日を予備日にするなどです。
こうすることによって、金曜飲み会があって計画が進まなかったなんて場合も、予備日を使って巻き返すことができるのです。
計画通りに進んでいれば、休養に使うもよし、さらに進めてしまうのもよしと自由に使うことができます。
予備日のいいところ「計画に無理がなくなる」「トラブルに柔軟に対処できる」ことです。
色々な場合に対処できるので非常にオススメです!
この予備日を設けるのは一例ですので、今までの計画が失敗に終わってしまった経験を振り返ってみて、「自分がどんなトラブルに弱いのか」を分析し、それに合った対処法を考えるもいいかもしれません。
短いスパンで目標を立てる
計画は短いスパンで目標を立てることも重要です。
例えば、「1か月後までにここまで終わらせる」よりも、「1週間後までにここまで終わらせる」の方がいいのです。
なんなら「今日中にここまで終わらせる」ならさらにいいわけです。
これにはいろいろ理由があります。
まず、短いスパンで目標を立てたほうが、進捗が管理しやすいです。
1か月スパンで目標を立ててしまうと、「まだ時間があるからいいや」となってしまい、気が付いたら何も終わっていないということになりがちです。
夏休みの宿題を思い出しますね。
もし、1か月のスパンの目標を1週間単位、1日単位で細かく区切っていったら、自分が現在、計画より進んでいるのか、遅れているのかが把握しやすくなります。
次に、やるべきことが小分けにされるので、なんとなく達成できそうな気になります。
実際の量は変わっていないにも関わらず、不思議ですよね。
見えない遠くのゴールを目指すよりも、見えてる近くの目標を目指す方が、やる気が出るのです。
マラソンと似ていまね。
私たちは大きな問題を扱うのは不得意なので、小分けにするのがいいということなのでしょうね。
具体的な行動に落とし込む
目標を小分けにすること同時に、具体的な行動に落とし込むことでより計画に実現性を持たせることができます。
例えば、「教科書を20ページ読む」という目標は具体的でありますが、行動レベルまでに落とし込まれていません。
「家に帰って、夕食をとった後、20時から1時間で20ページ読む」これが行動レベルまで落とし込まれた状態です。
こうすることによって、「次に何をすればいいのか」がわかりやすく、行動しやすくなります。
また、行動レベルにまで落とし込むことによって、「これをするためには、これを片付けて、あれを準備して…」などと考えなくても済みます。
考えなくてもよくなるので習慣化しやすくなるというメリットもあります。
時間や場所を決めておかないと、「後でいいや…」となってしまい、最終的に「今日はいいや…」となってしまいかねません。
こうならないためにも具体的な行動に落とし込むことが重要なのです。
行動レベルにまで落とし込むには5W1Hを考えることが重要です。
自分が「いつ、どこで、何をしているのか」そういったことをイメージできる状態までに具体化することが重要なのです。
感想・まとめ
今回は計画の立て方について紹介してきました。
私もよく本書にあるような「実行不可能な無謀な計画」を立てていました。
記事中でも書きましたが、その目標に対する思い入れが強いほど、計画が無謀なものになりやすいのです。
なので、その目標が本気であればあるほど、冷静に計画を見直すことが必要なのかなと思います。
最近では、計画を立ててもどうせ実行できないので、計画を立てないで何かに取り掛かることが多くなっています。
しかし、ポイントを抑え、しっかりと考えれば、「無理のない実行可能な計画」を立てることが可能なのですね。
反省して、今後は無理のない計画を立てられるように精進していきたいです…。
次回も引き続き、「勉強がしたくてたまらなくなる本」の内容を紹介していきたいと思います。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
![]() |