愚図でも怠けものでもできる!ラクな努力の方法
こんにちは!
以前、「努力が勝手に続いてしまう」という本を紹介しました。
今回はそれと同ジャンルの本「勉強がしたくてたまらなくなる本」を紹介していきます。
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本書の著者は大手予備校で講師を担当し、実際に生徒の成績を上げた実績を持つ方です。
しかも、なんと自分の担当の教科だけでなく、担当外の教科の成績も向上させることに成功したそうです!
つまり、ある教科だけに使えるような範囲の狭い技術ではなく、色々なことに応用可能なものであるということですね。
「勉強」というと学生のものであり、社会人には関係ないと考える方もいるかもしれません。
しかし、勉強というのは一生涯私たちについて回る問題です。
例えば、昇進、昇給のために資格の取得をする、転職やスキルアップのために自己啓発をするなども勉強の一種です。
また何かの趣味を上達させたいという場合。例えば楽器など。
そんな場合もこの技術は使えます。
楽器と勉強は関係ないんじゃないの?と思われる方もいると思います。
しかし、毎日の積み重ねが大事という意味では、勉強も楽器の練習もスポーツも変わらないのです。
これを実践すれば、あなたは今まで失っていた勉強意欲を、驚くほど簡単に取り戻せます。そして挫折ばかりしていた勉強を、楽に継続することができるようになります。
では一体、「勉強がしたくてたまらなくなる」仕組みとは一体どんなものなのでしょうか?
今回は具体的な方法の前に、前提として知らなければならないことについてご紹介していきます!
私たちはみんな愚図である!
本書のプロローグより。
それは、私たちのほとんどが愚図だ、ということです。きつい言い方のようですが、これは認めざるを得ません。
いきなり、すごいことが書いてありました(笑)
「愚図」と言われると「いや、そんなことはない!」と反論したくなりますが、これの意味するところは、「人間は長期的な利益よりも、短期的な快楽を優先してしまう」ということです。
例えば、スキルアップのためにTOEICで700点を取りたいという人がいるとしましょう。
TOEICで700点をとることができれば、その人のスキルやキャリアの向上につながるでしょう。
しかし、勉強は当然面倒くさいものです。できればやりたくない。
この場合、長期的な利益というのは「スキルアップ、キャリアアップ」、短期的な快楽は「勉強をするという苦痛を避けること」になります。
皆さんにも心当たりがあると思いますが、この場合どうしても勉強をサボるという欲求のほうが強いのです。私もそうです。
長期的な利益というのは、なかなかそのメリットを実感しづらいものです。
そのためわかりやすい目先の利益に飛びついてしまうのです。
これが、本書でいうところの「愚図」なわけです。
確かに、言われてみれば痛いほど心当たりがあります。
愚図でも努力が続く仕組みを考える
先ほど説明したように、人間は短期的な快楽を優先しがちです。
つまり、生来コツコツ将来の利益に向けて努力を続けるというのは苦手なのです。
そこで必要になってくる考え方が、
①「自分が愚図であること」を認め、「愚図は直らないこと」を自覚した上で、
②愚図を手なずけるための仕掛けを用意しましょう。
なのです。
まず自分が愚図であること、そしてそれが絶対に治らないことを自覚し、そのうえで「努力が続くような仕組み」を考えていくことが必要なのです。
ここで大事なのが、根性や気力で愚図を手なずけようとしないことです。
気力や根性というのは短期的には大きな力を発揮しますが、持続力がないのです。
持続力がないということは、努力のような長期的なものとは相性が悪いのです。
また、この努力や根性で乗り切るのはつらいです。
これを続けてしまうと、努力=つらいという条件付けもされてしまうため、あまりお勧めできません。
大事なのは頑張らなくても努力が続くような仕組みを作ることなのです。
まさに、「愚図でも努力が続くような仕組み」です!
感想・まとめ
今回は、努力を続けるための前提として、「自分は愚図である」ということについて紹介していきました。
私たちは心のどこかで、「自分はやればできる。今は本気を出していないだけ」と思っている節があります。
自分のことを愚図だと自覚していないわけですね。
まずは、その認識を改めることが、努力の一歩目になるのではないかと思います。
そしてそんな愚図な自分がどうやったら努力を継続できるだろうかと考えることが重要なのです。
また、自分のことを愚図だと自覚していても、それを「直さなきゃ」と考えている人もいるかと思います。
本書でも述べられていますが、愚図は治らないので、その認識も改めたほうがいいようです。
考え方そのものを改める必要があるということですね。
次回からは、勉強がしたくなるようなシステムの具体的な作り方の部分に入っていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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