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「努力」は雑にしろ!

こんにちは!
突然ですが、皆さんは「努力」は得意ですか?
最初はやろうと思うけど、いつも3日坊主で終わってしまう…
そんな人は多いんじゃないでしょうか。私もそんな感じです。
そこで今回はそんな人たちの悩みを解決する1冊「努力が勝手に続いてしまう。」を紹介させていただきます。

努力が勝手に続いてしまう。—偏差値30からケンブリッジに受かった「ラクすぎる」努力術

以下本書の説明です。

この本の目的は「努力が嫌い」「続けることが苦手」な人に、苦しい思いやいやな思いをせずに「努力が勝手に続いてしまう」仕組みをレクチャーすることです。
私自身が実体験で身に着け、結果を検証したメソッドにプラスして、ケンブリッジで専攻した心理学視点からの「なぜ、そうなるのか」というアドバイスも含めて紹介していきます。

それではさっそく内容のほうを見ていきましょう!

今回は「努力が勝手に続いてしまう仕組み」の作り方の前に、努力に対する本書の考え方を紹介していきます。
(「努力が勝手に続いてしまう仕組み」の作り方を知りたい人は、次回の記事をご参照ください!)

そもそも努力はつらいものである

あらためて説明するまでもないですが、「努力はつらいもの」です。
本書でも、以下のように述べられています。

ですが、そもそも人間は努力が継続できなくて当たり前です。
努力が好きな人間は少数派でしょう。ラクができるのなら、できればラクして成果を出したい。そう思うのは人としてごく自然なことです。
ですから、「努力が続かない自分」「ラクしたいなと思う自分」をダメだと否定するのではなく、そういう気持ちがあるのは自然なことだと認めて、「そんな自分でも続けられることは何か」を考えたほうがムリなく前に進んでいけます

努力はつらいもの。だからやりたくないと思ったり、続かなかったりしても自分を責めてはいけないということですね。
そんなに自分に対して甘くていいの?という意見もあるかと思いますが、努力が続かないことを攻めすぎてしまうことは大きな問題をはらんでいるようです。

ケンブリッジでモチベーションについて学んでいた際、重要なキーワードとして強調されていた概念に「学習性無力感」というものがあるのですが、
努力をしては続かなかったり結果につながらなかったりということをくりかえしていると、やがて「努力しよう」と考えてもやる気が出なくなってしまいます。
多くの人がこの状態にはまっていて、努力を重ねることで、むしろ自信を失ってしまっています。

ちゃんとしようとして、努力ができなくなってしまうくらいなら、「努力はつらいもの、だから続かなくても仕方ない。むしろ続けることができたらそれはすごいことなんだ」くらいの感覚でいたほうが結果的には良いようですね!

また、上記に付随して、「つらい」、「めんどくさい」という感情をため込まないことも重要だそうです。
ため込むことによってじわじわとやる気を奪っていってしまうからです。
そうならないために本書ではマイナスの感情を「文字情報」にすることを提唱しています。
たとえば、ノートやTwitterなどに自分の今思っていることを書くのです。

人間は、どんな感情も吐き出してしまうと、そのまま同じ感情でいるということがありません
漠然と抱いていた悩みは文字を書くことで整理されて、何が問題なのかが明確になってすっきりします。

感情を吐き出すことで、いったんその感情が発散されます。ため込まなくなるので、それにより受けるストレスも軽減されます。
また、文字情報に起こすことで、自分のマイナスの感情の原因が整理されるので、対策も取りやすくなるのです。

どうなりたいのかを考える

先ほど努力はつらいものといいましたが、じゃあそれを続けるにはどうしたらいいか?というのが気になるところです。
本書では、それを「モチベーション」だとしています。
「モチベーション」とは「動機」、「やる気を誘発してくれるもの」ぐらいの意味合いですが、本書では「努力をする目的」としています。
「そもそも自分は何のためにその努力をするのか」そこをしっかりと考えることが、努力の継続につながるそうです。

まずやるべきなのは、そもそもなぜ自分はその行動をしたほうがいいのか、なぜ努力が必要になっているのかということを、改めてしっかりと見つめることです。

そのために必要なのが、その努力によって、自分がどうなりたいのかをはっきりとさせることです。
自分がどうなりたいかを考えるためのポイントについて本書では以下のように書かれています。

将来の自分のイメージを意識するときにもうひとつ大事なことは、「Do」ではなくて「Be」で考えることです。
「Do」=何をするかではなく、「Be」=どういう自分になっているかを考えるのです。

たとえばダイエットだったら、10kg痩せるというのは「Do」にあたります。この場合の「Be」は「痩せた結果どうなっているのか」ということです。おしゃれな服が着られる、異性にモテるなどがあるでしょう。
自分がその努力によって本当にほしいものを表面的にではなく、本質的にとらえることで、モチベーションを維持しやすくなるのではないでしょうか。
また、本書でも書かれているように、

自分で自分という人間に対して期待感を持てているかどうかが努力が続くカギになります。

という考え方も大事になってきます。
自分で自分に期待するというのはなかなか面白い考え方ですね。
「この努力を続けた自分が、この先一体どのようになるのか?」そんな風に自分の将来にワクワクすることも努力を続けるための一つのポイントかもしれませんね。そうするためにも「自分がその努力によってどうなりたいのか」をはっきりとさせておく必要がありますね。

3日坊主を乗り越える

3日坊主を乗り越えることが、努力の最初の関門のようです。本書でも以下のように語られています。

人がなぜ三日坊主になるかというと、この「最初の3日間」がいちばんきついからです。ですが、ここを抜けると少しずつ行動が自動化されていきます。

最初の3日間が非常につらいものであるからこそ、次のように考えることが大事になってきます。

ですから最初の3日間が苦しいときには、「やっぱり自分はダメだ」と思うのではなく、「だれでもつらくて当たり前」と思ってください。
そして、「いまは特別つらいけど、このあとはどんどんラクになっていく」と自分に言い聞かせてあげてください
また、このさきずっとこの努力を続けていかなくてはいけないと考えると、どんな努力も続かなくなるので、仮の期限を決めて、まずはその期間内だけでもがんばろうと考えてみてください。

まずは3日坊主を目指すこと、その際、「つらいのは当たり前」「ずっとこの努力を続けるのではなく、3日だけ頑張る」という意識を持つことが重要なのですね。まずは先のことを考えず、今やらなければいけないことをこなすことが努力を続けていくコツなのかもしれません。

感想・まとめ

今回は「努力に対する考え方」について紹介させていただきました。努力はつらくて当たり前、だからこそ少しくらい気を抜いて雑にやるぐらいが長続きするのですね。努力というと毎日きっちり、1日も欠かさずにやることが重要というイメージがありましたので、この考え方は目からうろこでした!

また本書では、努力の仕方は普通に生きているだけでは学べないと言っています。

「努力が続かないのは甘いからだ」というふわっとした精神論だけで、じゃあどうすれば具体的に努力が続けられるのか、その仕組みは学校でも職場でも教わることはありません。

だからこそ、自発的に学んでいかないといけないのですね。
というわけで、次回は努力を続けるための「具体的な方法、コツ」について紹介していく予定です。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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